AJCC(G2)「鉄板級の狙い馬」を発見?ガイアフォース有力も、復活を狙う実力馬に「オイシイ」の声?
3連単の配当がフェアリーS(G3)で51万7430円、先週の京成杯(G3)で9万3740円と波乱が続いている中山開催の重賞。22日に開催されるAJCC(G2)でも、予想外の結末が待っているのだろうか。
過去10年で3連単の払戻は全て万馬券、昨年は72万760円と以前より混戦模様になる傾向のAJCC。そんな本レースの予想における「注目ポイント」をピックアップしてみたい。
過去のデータから「鉄板級の狙い馬」が浮上?
年齢別成績では4歳が「2-4-3-14」と好結果を残している状況。距離に関しては、芝2000m以上のJRA重賞で3着以内だった馬の活躍が目立つ。前走から距離を短縮した馬が、過去10年で6勝している点も見逃せない。
上記のデータから注目したいのは、2走前に同舞台のセントライト記念(G2)を勝っているガイアフォース(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)だ。
1番人気に支持された菊花賞(G1)は8着に敗れたが、これまでの走りから高いポテンシャルを有していることは疑いようがない。実績ある中距離戦に戻るココは、主役候補と呼べる存在となりそうだ。
それ以外では5歳が「3-1-3-21」、6歳も「4-1-3-28」と上々の結果を残している。一方で7歳以上の馬たちは苦戦している傾向。データを重視するのであれば、中長距離で好実績を持つ6歳以下の馬を選ぶという選択も有効と言えるだろう。
復活を狙う実力馬に「オイシイ」の声?
「複勝率が優秀な前走G1組で、6歳以下という条件で狙うのもアリだと思いますね。それに当てはまる馬の中で面白そうなのはバビット(牡6歳、栗東・浜田多実雄厩舎)です。前走の天皇賞・秋(G1)は最下位と大敗しましたが、見限るのは危険でしょう。
3年前のセントライト記念で勝利、2走前のオールカマー(G2)でも小差4着と中山コースは好相性の舞台。陣営もコースに加え『距離はちょうどいい』と自信を覗かせています。道中で前目につけていた馬が10年で8勝をマークしているというデータも後押しになりそうですね。
管理する浜田調教師は2021年9勝と大きく落としましたが、昨年は14勝と盛り返すことに成功。今年は現時点で早くも3勝を挙げるなど好調です。この勢いなら一発があっても不思議ではありません」(競馬ライター)
上位人気が予想される4歳馬が好走を見せるのか。それとも巻き返しを狙う6歳馬バビットの激走があるのか。昨年の3連単72万760円に匹敵する“大荒れ”決着も十分に考えられる。
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