真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.05.11 08:41
クイーンズリング「悪夢」の前走は度外視できる? ヴィクトリアマイル(G1)で秋春「統一女王」君臨のために「2つ」の重要ポイント
監修=下田照雄(栗東担当)
前走の大敗劇の最大の原因は間違いなく落鉄だが、同時に陣営はゲート練習を重ねたせいで発馬が良すぎたことも敗因に挙げている。つまり、好スタートを切りすぎたせいで、馬がヤル気になって掛かり気味になってしまったということだ。
ただ、その一方でヴィクトリアマイルとまったく同じ東京のマイルで行われたNHKマイルC(G1)では2番手追走のアエロリットが勝ち、逃げたボンセルヴィーソが3着と明らかに先行有利の馬場状態。今週は土曜日に降雨の予報があるが水捌けの良い東京コースだけに、レースを良馬場で迎えられた場合、先週の傾向を引き継いでいる可能性が高い。
そうなるとクイーンズリングが勝つためには、前走で見せたような積極策が必要になる。ただ先述した通り、前走はそれが原因で引っ掛かっており、デムーロ騎手には難しい判断が迫られそうだ。できることなら内枠を引いて、前に馬を置く展開が理想か。
3歳春にはフィリーズレビュー(G2)を勝ち、クラシックを完走したクイーンズリング。だが、桜花賞ではレッツゴードンキに、オークスと秋華賞ではミッキークイーンの前に敗退。その2頭が主役の一角としてそろって出走している今回のヴィクトリアマイルで、あの時の借りを返しておきたいところだ。
(監修=下田照雄(栗東担当))
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
苦境の武豊が『この馬の背中は渡したくない』女傑ウオッカによるマイルG1史上最大着差の圧勝劇
ヴィクトリアマイル(G1)レッツゴードンキ復活へ岩田康誠騎手が打った「布石」とは? G1レースを”捨てて”でも主戦騎手が示したかった「意気込み」
浜中俊騎手が「斜行男」汚名返上へ決意も「強すぎる気持ち」が心配……ヴィクトリアマイル(G1)の主役ミッキークイーン「課題」は鞍上のメンタル?
武豊・スマートレイアーのヴィクトリアマイル(G1)に「大きな声援」を送りたい理由。姉が弟の、弟が兄の「無念」を晴らす?
【ヴィクトリアマイル(G1)展望】浜中俊復活へ! ミッキークイーン筆頭も「何が起こるか分からない」大荒れ牝馬G1