GJ > 競馬ニュース > 川田将雅、C.ルメール不在と恵みの雨!鬼の居ぬ間にチャンス到来、「重の鬼」といえる特注ジョッキー
NEW

川田将雅、C.ルメール不在と恵みの雨!鬼の居ぬ間にチャンス到来、「重の鬼」といえる特注ジョッキー

【この記事のキーワード】, ,
川田将雅、C.ルメール不在と恵みの雨!鬼の居ぬ間にチャンス到来、「重の鬼」といえる特注ジョッキーの画像1
松山弘平騎手 撮影:Ruriko.I

 今週末はUAEのメイダン競馬場でドバイワールドカップデーが開催され、日本からは6レースに総勢27頭が参戦予定(ドウデュースは出走取消)。それに伴い、6名のJRA騎手がドバイでの騎乗を予定している。騎手リーディング1位の川田将雅騎手と2位のC.ルメール騎手がドバイへ向かうため、両者とも日本には不在ということになる。国内で騎乗する騎手からすれば、この二強が居ないうちに勝ち星を積み上げておきたいところだろう。

 一方、国内の天気に目を向けると今週末は全国的に雨模様。レース当日も雨が降る可能性が高く、中山、阪神、中京の各競馬場で馬場状態の悪化が見込まれている。

 そういった状況で、雨を味方に勝ち星を伸ばしそうなのが松山弘平騎手だ。

 松山騎手は今年27勝をあげ、全国リーディング5位。しかし、1位の川田騎手とは14勝差をつけられており、今週のうちに少しでもその差を詰めておきたいはず。

 そんな松山騎手は、実のところ雨の中での競馬を最も得意とする騎手なのである。

 2021年以降に雨または小雨で行われたレース(計735R)を分析すると、松山騎手は芝、ダートで計37勝を記録していた。これは騎手全体の中で最も多い勝ち鞍となっている。

「重の鬼」といえる特注ジョッキー

 面白いことに、松山騎手のあげた37勝を馬場状態別に見てみると、良馬場での勝利はわずか3勝のみ(芝0勝、ダート3勝)。逆に、不良馬場では約半数の17勝(芝7勝、ダート10勝)をあげている。勝率も良馬場では4.8%に対し、不良馬場では30.4%と極めて対照的な数字である。

 つまり、松山騎手は雨で馬場が悪くなればなるほど成績が上がる「重の鬼」とでも言うべき騎手なのだ。

 高松宮記念(G1)の開催される中京競馬場では、ウインマーベル(牡4、美浦・深山雅史厩舎)含む10頭に騎乗予定。中京を最も得意とするジョッキーなだけに、雨の中京となれば日曜は“松山デー”となっても不思議ではない。

 雨で馬場が悪化すると、馬の適性だけでなく馬場読みや位置取り、仕掛けのタイミングなど、騎手の腕も重要なファクターとなる。「重の鬼」である松山騎手に託してみるのはいかがだろうか。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

川田将雅、C.ルメール不在と恵みの雨!鬼の居ぬ間にチャンス到来、「重の鬼」といえる特注ジョッキーのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA「謎の主取り」ディープインパクト産駒「大盛況」も唯一の敗者……セレクトセール「平均2億円」ディープ特需に埋もれた“13番目の男”とは
  2. JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
  3. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  4. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  5. キタサンブラック産駒を超高価格で落札「謎の購買者」が2年連続で話題に? 昨年の落札馬は「有名オーナー」の名義に
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
  9. JRA「6億円」の衝撃から3年、まさかの「名義変更」から2カ月。アドマイヤが“北の大地”で存在感を示す!
  10. JRAも「G1同日開催」を増やすべき? 香港春競馬「大変革」に日本競馬の進化を求める声も……