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【ケンタッキーダービー出走特別連載】その時、競馬は「古き良き時代」を取り戻した。夢を繋いだ日本ダービー馬「絆(キズナ)」の物語<2>

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 出走馬すべてが一つの塊のようになって進む欧州独特の馬郡が形成される中、キズナは勝負所まで後方から動かない。最後の長い直線に入り、各馬の動きが慌ただしくなった時、武の手綱がほとんど動いていないにもかかわらず、キズナは一瞬にして好位へとポジションを上げた。

 まさに鳥肌が立つ瞬間だった。キズナに秘められたポテンシャルは、各国の世代のエースが集ったこの舞台でも、一枚上のものがあったのだ。最後の300mを切ったところで、ようやくキズナが本格的なスパートに入る。

 あっという間にフリントシャーを捉えて先頭に躍り出ると、最後は英ダービー馬ルーラーオブザワールドの怒涛の追い込みをしのぎ、先頭でゴール板を駆け抜けた。

 日本のキズナがあらゆる不安要素を跳ね除け、海外初参戦であっさりと勝利を飾った。(続く)

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