GJ > 競馬ニュース > 「絆(キズナ)」の物語<2>  > 3ページ目
NEW

【ケンタッキーダービー出走特別連載】その時、競馬は「古き良き時代」を取り戻した。夢を繋いだ日本ダービー馬「絆(キズナ)」の物語<2>

【この記事のキーワード】, ,

 出走馬すべてが一つの塊のようになって進む欧州独特の馬郡が形成される中、キズナは勝負所まで後方から動かない。最後の長い直線に入り、各馬の動きが慌ただしくなった時、武の手綱がほとんど動いていないにもかかわらず、キズナは一瞬にして好位へとポジションを上げた。

 まさに鳥肌が立つ瞬間だった。キズナに秘められたポテンシャルは、各国の世代のエースが集ったこの舞台でも、一枚上のものがあったのだ。最後の300mを切ったところで、ようやくキズナが本格的なスパートに入る。

 あっという間にフリントシャーを捉えて先頭に躍り出ると、最後は英ダービー馬ルーラーオブザワールドの怒涛の追い込みをしのぎ、先頭でゴール板を駆け抜けた。

 日本のキズナがあらゆる不安要素を跳ね除け、海外初参戦であっさりと勝利を飾った。(続く)

【ケンタッキーダービー出走特別連載】その時、競馬は「古き良き時代」を取り戻した。夢を繋いだ日本ダービー馬「絆(キズナ)」の物語<2>のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  2. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  7. JRA朝日杯FS(G1)「不要説」再燃!? “本領発揮”ホープフルSに完敗、マル外ダービー「消滅」の二の舞か……。転機となった3年前の逆転劇
  8. 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?
  9. M.デムーロ「干され疑惑」に元JRA藤田伸二氏が反論!? 「ミルコは超絶上手いよ!」悩めるイタリアン不振最大の理由は「○○」にある?
  10. 今の競馬ファンは「ハズレ馬券」を投げ捨てない? 競馬場から姿を消した「敗者の断末魔」と感情のままに宙を舞い続けた「ハズレ馬券」の現在