真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.05.04 15:00
【ケンタッキーダービー出走特別連載】その時、競馬は「古き良き時代」を取り戻した。夢を繋いだ日本ダービー馬「絆(キズナ)」の物語<2>
文=浅井宗次郎
出走馬すべてが一つの塊のようになって進む欧州独特の馬郡が形成される中、キズナは勝負所まで後方から動かない。最後の長い直線に入り、各馬の動きが慌ただしくなった時、武の手綱がほとんど動いていないにもかかわらず、キズナは一瞬にして好位へとポジションを上げた。
まさに鳥肌が立つ瞬間だった。キズナに秘められたポテンシャルは、各国の世代のエースが集ったこの舞台でも、一枚上のものがあったのだ。最後の300mを切ったところで、ようやくキズナが本格的なスパートに入る。
あっという間にフリントシャーを捉えて先頭に躍り出ると、最後は英ダービー馬ルーラーオブザワールドの怒涛の追い込みをしのぎ、先頭でゴール板を駆け抜けた。
日本のキズナがあらゆる不安要素を跳ね除け、海外初参戦であっさりと勝利を飾った。(続く)
PICK UP
Ranking
11:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?- JRA種牡馬フィエールマン「二軍スタート」の冷遇に疑問の声……実績はコントレイルに次ぐNo.2も問われる「3000m級」G1の価値
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「怒りの矛先は騎手でもいいよ」ダノンデサイル調教師の“横山典弘愛”が凄い!「競馬だから仕方ない」「最悪の流れ」呼び込んだ浜中俊の選択
- JRAノーザンファーム時代終焉へ「16億円」大勝負の“答え”が今週末に!? 「33億円の悲劇」から26年……日高関係者の“命運”を背負った良血がついにデビュー!
- 【ホープフルS】“クロワデュノールなんて目じゃない!”今年最後のG1!冬の中山で走る穴馬の法則、名門調教師絶賛の穴馬!
- 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?















