不名誉記録目前で最大のチャンス到来!? 2歳王者と挑む「111度目の正直」に期待大!

G1未勝利ジョッキーにとって、初勝利の舞台となりやすいNHKマイルC。
21世紀以降では、02年の勝浦正樹騎手(テレグノシス)、09年の藤岡康太騎手(ジョーカプチーノ)、12年の秋山真一郎騎手(カレンブラックヒル)、18年の藤岡佑介騎手(ケイアイノーテック)の4人のJRA騎手がG1初勝利、13年の柴田大知騎手(マイネルホウオウ)が平地G1では初勝利を挙げるなど、多くの悲願を成就させた競走だ。
そんな数々の騎手がG1初勝利の悲願を成し遂げてきた舞台で、願ってもない最大のチャンスを得た騎手がいる。2歳マイル王者・ドルチェモアに騎乗する三浦皇成騎手だ。
三浦騎手はデビューした2008年に、武豊騎手の持つ新人年間最多勝記録の69勝を大きく上回る91勝を記録。“武豊の後継者”や“天才の再来”と大きな注目と期待を集めていたが、その後は成績の低迷や、大ケガなどが重なり、JRAのG1タイトルは未だに獲得することができていない。
気が付けば重ねた勝利は994(23年4月終了時点)。通算1000勝まで残り6勝としている。このままでは史上初の“G1未勝利で通算1000勝”という記録が現実のものになりつつある。
三浦騎手がデビューからの16年間で挑んだG1は110回に上るが、2着2回、3着7回。素質馬や、人気馬で期待を裏切ってしまうこともあり、20年のホープフルS(G1)では2番人気のランドオブリバティに騎乗したものの4コーナーで逸走し、競走中止という不本意な結果に終わってしまった。
昨年のホープフルSでは、東京スポーツ杯2歳S(G2)を勝利したガストリックで、ランドオブリバティのリベンジに臨んだが、4番人気16着。期待されながらの敗戦に「うまく乗れずに申し訳ない」と反省を口にしている。
しかし、そんな三浦騎手にもチャンスが訪れた。2歳王者のドルチェモアに騎乗することが決まったのである。
2歳王者と挑む「111度目の正直」に期待大!
本馬は横山和生騎手を背に札幌の新馬戦を勝利すると、10月のサウジアラビアロイヤルC(G3)を勝利。坂井瑠星騎手に乗り替わった朝日杯フューチュリティS(G1)を制し、2歳王者に輝いた素質馬である。ニュージーランドT(G2)では横山和騎手に鞍上が戻ったものの、7着と惨敗。その後、騎手事情は二転三転し、最終的に三浦騎手の騎乗が決まった。
2週連続で栗東に調教をつけに行くなど、三浦騎手からも並々ならぬ思いが伝わってくる。
実は三浦騎手の東京マイルコースとの相性は抜群。前述した2度のG1・2着はいずれも東京マイルコースで挙げている。
特にインパクトがあったのは2014年。NHKマイルCでブービー17番人気のタガノブルグを2着へ導くと、6月の安田記念(G1)でも同じくブービー16番人気のグランプリボスを2着に導く活躍を見せている。また、今年も唯一の重賞勝利をこのコースで行われた東京新聞杯(G3)で挙げている。
得意条件で突然舞い込んだ2歳王者との巡り合い。G1・111度目にして大きなチャンスがやってきた。
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