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第二のタスティエーラ、ソールオリエンスがこの中に!? 「POG向き2歳牡馬」厳選5頭!

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撮影:Ruriko.I

 3歳馬の頂点を決める日本ダービー(G1)が終わり、今週末には2021年に生まれた2歳馬による新馬戦が始まる。それはつまり、ペーパーオーナーゲーム(以下POG)を嗜むファンにとって1年で最もワクワクする時期の訪れを意味する。

 数千頭いる馬の中から来年のクラシックで活躍する馬を探し当てるのは簡単ではないだろう。そこで、GJが独断と偏見でPOG向きの牡馬と牝馬をそれぞれ5頭、計10頭を厳選してみた。まずは牡馬編として来年のクラシックを狙える逸材候補5頭をお届けしたい。

ダノンエアズロック(父モーリス、母モシーン、美浦・堀宣行厩舎)

 22年の1歳セレクトセールにて4億9500万円(税込)の超高額で取り引きされたのが、つい数日前にダービー2勝目を挙げた堀厩舎に入厩を予定しているダノンエアズロックだ。これだけの大枚をはたいたのは、これまで数々のG1勝ち馬を所有するも、クラシック勝利には縁がないダノン軍団。念願のクラシック獲りに本気で勝負をかけてきたとみていいだろう。

 本馬にはマイル重賞を3勝したプリモシーンが姉にいるように、血統的にはスピードが勝ったタイプ。ただ、父モーリスはジャックドールやジェラルディーナ、ノースブリッジといった中距離馬を多数輩出しており、距離の融通は利きそうだ。

 この馬の名前を真っ先に挙げたのは、6月2週目の東京芝1800mでデビューを予定していることも大きい。鞍上はその日が今回の短期免許でJRA最終騎乗を迎えるD.レーン騎手を予定。来年のクラシック候補馬に勝利をもたらして帰国の途に就く可能性は高いだろう。

シャハザマーン(父ドゥラメンテ、母ドバイマジェスティ、栗東・藤原英昭厩舎)

 堀厩舎と同じくダービー2勝トレーナーの藤原厩舎に入厩を予定しているのが兄にアルアインとシャフリヤールがいる超良血のシャハザマーン。父がディープインパクトからドゥラメンテに替わったが、兄以上との評判もちらほら聞こえている。その証拠にサンデーレーシングの募集総額1億5000万円はシャフリヤールの1億2000万円、アルアインの1億円を上回る。

 すでに北海道を離れ本州に移動済みのようだが、厩舎的にデビューは秋口になるだろう。兄2頭と同じく10月の京都からの始動が濃厚か。

 兄はともに2歳時を無敗で終え、3歳初戦で初黒星。毎日杯(G3)を勝利し、アルアインは皐月賞(G1)を、シャフリヤールはダービーをそれぞれ制覇した。シャハザマーンは兄が成し得なかった春のクラシック両獲りも狙える。リバティアイランドを筆頭に次々と怪物馬を送り出しているドゥラメンテならそんな希望も抱かせてしまう。

ダノンモンブラン(父ロードカナロア、母ヤンキーローズ、栗東・中内田充正厩舎)

 ダノン軍団の本気度は層の厚さにも表れている。ダノンエアズロックに続く第二の矢がセレクトセールにて4億700万円(税込)で取り引きされたダノンモンブラン。母がヤンキーローズなので、今春の牝馬二冠を圧勝したリバティアイランドが姉にいる超良血馬だ。

 こちらは父がドゥラメンテからロードカナロアになった分、距離不安はあるかもしれない。それでも管理するのが2~3歳戦にめっぽう強い中内田厩舎なら心配なさそう。

 同馬にはサンデーサイレンスの血が入っていないため、将来的には種牡馬としての役割も大きい。もちろん競走馬としても姉に負けない活躍を期待したいところだ。

フォティーゾ(父キズナ、母スキア、美浦・宮田敬介厩舎)

 ここまで名前を挙げた3頭はいずれもノーザンファームの生産馬だが、社台ファーム生産馬も取り上げないわけにはいかない。今年の皐月賞を制したソールオリエンスの半弟、フォティーゾがスタンバイしている。

 父キズナはG1馬こそソングラインとアカイイトの2頭しか出していないが、距離はオールマイティーで、牡馬はディープボンドのようにどちらかというと中長距離タイプが多いイメージだ。

 開業4年目の宮田厩舎は成績的にやや伸び悩んでいるものの、これまで3頭をクラシックの舞台に送り込んでいる。ノーザンファームからの預託が多い同厩舎にとって数少ない社台ファーム生産馬の大物候補だけに、この馬は牡馬クラシック路線に乗せたいところだろう。デビューは秋の東京開催あたりか。

コルレオニス(父レイデオロ、母ヒストリックスター、栗東・友道康夫厩舎)

 新種牡馬レイデオロを父に持つコルレオニスは、ハープスターの半弟。これまでJRAでデビューした兄姉7頭のうちオープン入りしたのはハープスターだけで、“ハズレ”も多い血統だが、この馬の完成度はかなり高い。夏のデビューを視野にすでにゲート試験にも合格しているのはその証左だろう。

 現役トレーナーでは最多となるダービー3勝を誇る友道調教師が来春のクラシックに向けてどんな手腕を発揮するのか。ハープスターに匹敵する大物に育っても不思議ではない。

 果たして、この5頭の中から来春の大舞台に立つ馬は現れるか。どの馬もデビュー戦では1番人気に推されそうな良血ぞろいだが、いずれにしてもこの世代の牡馬は「ダノン軍団の悲願成就なるか」がキーワードになるとみている。

GJ 編集部

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