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日本ダービー(G1)アドミラブルは「キャリア23年間で1番」オグリキャップ級の最高傑作が「未勝利馬」に遅れてもまったく気にならない理由

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 ただ、その勝利は世間にとってはセンセーショナルでも、音無調教師にとってはすべて計算づく「狙った通り」の結果だった。

 昨年9月のデビュー戦こそ9着に敗れたが、それはノド鳴りが影響したもの。手術のために次戦が今年の3月までズレ込んだことは痛かったが、未勝利を完勝してからは日本ダービー1本に目標を絞ってきた。

 それは3戦目のアザレア賞(500万下)、4戦目の青葉賞と本番と同じ2400mを立て続けに使ったことからもうかがえるが、それ以上にレース間隔がすべて中3週で揃えられているところに音無厩舎の”奥深さ”が感じられる。

 ここまで完璧な内容で3連勝。こんな時に最も重要なことは「ルーティンの継続」であり、何も特別なことをする必要はない――。日本ダービーに向けての1週前追い切りは、まさに豊富な経験によって培われた陣営の「意思」が強く感じられた内容だった。

 栗東の坂路で4ハロン54.4秒、ラスト13.2秒。目立つ時計ではないし、併せ馬から遅れた姿には不安を覚えた。それも相手のレッドラーザムは同世代の未勝利馬である。

 しかし、そこには音無調教師の明確な狙いがあった。

 まるでデジャヴを見ているようだった。併せ馬で遅れたのは折り合いを重視し”あえて”抜かなかっただけであり、実際に前走の青葉賞でまったく同じ状況で、同じ相手に同じ内容の追い切りを行い、レースは馬なりのまま2馬身半差の完勝を遂げている。異例の内容ながら、音無調教師の第一声の「予定通り」がすべてを表していた。

 また、青葉賞時の最終追い切りは同じ坂路で、併せ馬の相手は古馬オープンのレコンダイトだった。当然ながら、今週もすでにレコンダイト(今週の目黒記念(G2)に出走予定)がスタンバイしており、青葉賞の”繰り返し”が行われる予定だ。

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