武豊騎手「還暦まで現役」は可能か? レジェンドたちの足跡とその可能性
武豊騎手(撮影:編集部)1日に天皇賞・春(G1)をキタサンブラックで、5日に交流G1かしわ記念をコパノリッキーで制した武豊騎手。今週以降もラニでケンタッキーダービーに挑み、エイシンヒカリで欧州遠征、ダービーでも有力の一角エアスピネルに騎乗予定など、47歳にして競馬界のトップランナーであり続けるその姿には感服するばかりだ。
特にキタサンブラックでの勝利に関しては、絶妙なペース配分でライバルたちを置き去りにしての勝利であった。中には「今こそ全盛期」「最近また上手くなったように見える」という声すらもある。競馬界を引っ張るレジェンドの進化はどこまで続くのか。
そんな武騎手、東京日本橋三越本店で「デビュー30周年記念 武豊展 ~名馬と共に歩んだ30年~」を9日まで開催中である。オープニングセレモニーの際、同騎手は報道陣の前で30年の喜びを語った上で「40周年もあると思いますよ。改めて写真を見て時間の経過を感じるとともに、活力にもなります。まだまだダービーのカップ増やしますよ」と宣言。10年後といえば57歳だが、現役を続ける気は満々だ。
武騎手のこの発言にネットでは「それなら俺もあと10年生きる」「技術は超一流だし、できるでしょ」という声が多い反面、「今のように活躍できるかな」「無理はしないほうが」という声も。そもそもこのような話題が出る時点ですごいことではあるが、実際に還暦近くまで現役でいた騎手はどれほどいるのか。
「『大井の帝王』で知られる的場文男騎手は現在59歳で今なお現役。通算7000勝にも迫る大ベテランですが、今年も順調に勝ち鞍を重ねています。『川崎の鉄人』といわれた佐々木竹見氏も還暦近くまで現役を続けるなど、地方競馬でそういった方はいます。中央では、笠松から移籍して大活躍した安藤勝己氏が52歳で引退。増沢末夫氏が54歳。岡部幸雄氏が56歳で引退しています。いずれ劣らぬレジェンドぞろいですが、武騎手も当然その中に入っておかしくありませんし、実績や記録の面ではむしろNo.1。ファンが期待するのも当然ではないでしょうか」(記者)
トップの実力があれば、還暦近くまで現役を続けることも夢ではないようだ。しかし、戦績という点ではどうなのか。現役であっても、現在のような活躍をできるのかは気になるところだ。
「前述の増沢氏などは、44歳で初リーディング騎手となり、50代でも年間100勝を達成するなど、年齢を経ても活躍した例はあります。安藤氏や岡部氏はイメージ通りの競馬ができなくなったことで引退しているように続けていくのは決して簡単ではないでしょうが、スポーツ医学も発達し、武騎手自身も長く現役でいるために最大限の努力をしているに違いありません。競馬ファンにとっては、是非ともその目標を実現してほしいですよね」(同)
強固な意志を持つ武騎手なら、目標にまい進することは疑いようがない。競馬は危険が伴う競技でもあるので無理強いはできないが、できる限り長くその勇姿を見ていたいものだ。
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