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オーギュストロダン「悲願」ディープインパクト産駒による凱旋門賞制覇へ。最強牝馬スノーフォールの挑戦から2年、異例の“欧州育ち”に期待

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競馬つらつらより

 現役時代の走りだけではなく、種牡馬としても成功を含め、全てにおいて日本歴代最強馬といっても過言ではないディープインパクトが世界最高峰の凱旋門賞(仏G1)に挑んだのは2006年のこと。

 惜しくもレイルリンクの3着(のちに馬体内から禁止薬物が検出され失格)に敗れたが、その夢は子どもたちに託された。

 ディープインパクトは、これまでにキズナやマカヒキを始めとする史上最多7頭の日本ダービー馬を輩出し、産駒のG1勝ち馬は国内外を合わせて延べ61頭にのぼる(掲載時現在)

 そんな日本で頂点に立った子どもたちは、父が果たせなかった名高い壁に挑戦するも、どれも父を超えることは出来なかった。

 なお、ディープインパクト産駒の凱旋門賞に挑戦した競走馬は以下の通りである。

2013年 キズナ(4着)武豊
優勝馬:トレヴ
2014年 ハープスター(6着)川田将雅
優勝馬:トレヴ
2016年 マカヒキ(14着)C.ルメール
優勝馬:ファウンド
2017年 サトノダイヤモンド(15着)ルメール
同年 サトノノブレス(16着)川田将雅
優勝馬:エネイブル
2019年 フィエールマン(12着)C.ルメール
優勝馬:ヴァルトガイスト
2021年 スノーフォール(6着)R.ムーア
優勝馬:トルカータータッソ

 合計で7頭が出走したもののキズナの4着が最高だったが、中でも注目したいのが一昨年に出走した牝馬のスノーフォール(牝4、愛国、A.オブライエン厩舎)だ。

 

ディープ最強の娘だったスノーフォール

 彼女は日本で生まれ、愛国のA.オブライエン調教師のもと競走生活を送った。ちなみに母ベストインザワールドの姉は、前述の通りマカヒキが大敗した2016年の凱旋門賞馬ファウンドである。

 そんな凱旋門賞馬を伯母に持つスノーフォールは、2021年の英国オークス、愛国オークス、ヨークシャーオークスと3連勝。なお、英オークスでの16馬身差の勝利は、同競走史上最大の着差となり、欧州のカルティエ賞最優秀3歳牝馬にも選出されるほどの活躍だった。

 父ディープインパクトの名が再び世界へ広まるキッカケともなったが、凱旋門賞に挑んだ際、父の無念を晴らすのはこの馬だと日本中が期待した。しかし、トルカータータッソの前に6着と敗れている。

 その後、スノーフォールは2022年1月、骨盤を骨折してしまい、安楽死処分が取られた。

 このことについて、オブライエン師は「競走馬としても繁殖馬としても、とてつもない損失です」とコメント。それほどまでの世界的名牝を失った証拠である。本当に残念で仕方ない出来事だった。

 

異国の地で最強の息子歴史的快挙

 そして、今年ディープインパクトのラストクロップとなるオーギュストロダンが英・愛ダービーを制覇した。

 これでディープインパクトは、2018年の仏ダービーを制したスタディオブマンを含め、日仏英愛の4カ国でダービー馬を輩出。そして何よりも、悲願の凱旋門賞制覇へ再び大きなチャンスが巡ってきたことになる。

 なおオーギュストロダンは、スノーフォールと同じ調教師である。イギリスの競馬専門サイト『アットザレーシズ』によると、共同所有者であるマイケル・テーバー氏にはキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)を経由して、インターナショナルS(G1)に挑むプランがあるようだ。

 その後、凱旋門賞に挑むかは未発表だが、オーギュストロダンが出走すれば、ディープインパクト産駒にとってはスノーフォール以来のチャンス到来となる。非業の死を遂げたスノーフォールの分まで、父の無念を晴らす走りを見せてほしい。

GJ 編集部

GJ 編集部

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