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「無敗ダート三冠」狙うミックファイアに武豊と川田将雅が挑む!超ハイペースの間隙を突く実力馬にチャンス【ジャパンダートダービー予想】

「無敗ダート三冠」狙うミックファイアに武豊と川田将雅が挑む!超ハイペースの間隙を突く実力馬にチャンス【ジャパンダートダービー予想】の画像1

 超高額馬が次々に落札されていくセレクトセールの話題で持ち切りだが、12日に大井競馬場で行われる第25回ジャパンダートダービー(G1・以下JDD)も3歳ダート王を決める注目のレースだ。

 来年から3歳ダート三冠の最終戦として、ジャパンダートクラシックに改称し、開催時期も10月に変更されるため、JDDとしてはラスト。今年は出走を予定しているメンバーも超豪華な顔触れが集まった。

 なんといっても最大の注目は無敗のダート三冠を狙うミックファイアだ。

 南関東の羽田盃、東京ダービーの両レースを2着馬に6馬身の差をつける圧勝。デビューから5戦無敗と底を見せておらず、ここでも主役を張る存在だ。前売りオッズでも圧倒的な1番人気に支持されており、本馬に対するファンの期待の高さが伝わってくる。

 舞台となる大井のダート2000mは、楽勝した東京ダービーと同条件。南関を熟知する名手・御神本訓史騎手が手綱を取るのも心強い。懸念があるとすれば、これが初顔合わせとなるJRA勢との力関係だろう。

 そのミックファイアとJRA勢との物差しとなりそうなのが、例年なら二冠馬になっていた可能性も噂されるヒーローコールの存在である。

 本馬は3月下旬の伏竜S(OP)でミトノオーと対決し、0秒8差の3着。当時ミトノオーには木幡巧也騎手が騎乗していたものの、次走の兵庫チャンピオンシップ(G2)から武豊騎手へと乗り替わって、2着キリンジに6馬身差をつけた。

 オーナーからの強い要望もあって武豊騎手が起用された経緯のある馬だが、JDDに出走してきたことは好都合。周知の通り、JDDは武豊騎手が得意とするレースで、過去にゴールドアリュール(2002年)、ビッグウルフ(03年)、カネヒキリ(05年)、そして昨年優勝したノットゥルノを含め4勝を挙げたレースだ。

 前売り人気では同じJRA勢のユティタムが2番人気に支持されているものの、「水を得た魚」となったミトノオーは強敵となる。

 最近の交流重賞で桁外れの活躍を見せる川田将雅騎手が騎乗するユティタム。中央以上に安定感を見せる地方で非常に頼もしい鞍上だが、前述2頭に比べるとスケール感でやや見劣ることは否めない。

 現在3連勝中の勢いは認めても、前述の2頭ほど「モノの違い」を見せていたのかとなると物足りなさがある。デビュー戦でペリエールに遊ばれてしまったのも、ミックファイアやミトノオーに比して分が悪い印象だ。

 これらを踏まえて「◎」にはミトノオーを選びたい。何といっても武豊騎手が昨年も優勝している実績は魅力。ミックファイアが超大物であることは認めつつも、そこは地方馬の夢を背負っているプラスアルファも含むため、配当的な妙味は薄くなる。

「○」は当然ながらミックファイアだが、「▲」についてはオマツリオトコの一角崩しに期待した。近走は精彩を欠いているが、全日本2歳優駿(G1)でデルマソトガケとアタマ差の2着に入った実力の持ち主。このレースでペリエールやヒーローコールに先着したなら一発の魅力は十分だ。「△」にオーロイプラータ、「×」ユティタムの5頭で勝負したい。

 人気の3頭に共通するのは、いずれも前々で押し切るタイプという点。お互いを意識すればするほど先行争いの激化も予想され、いつのまにか超ハイペースになっている可能性が非常に高い。

 そう考えた場合、「漁夫の利」を得られそうなのは後ろから行く馬。ゴール前で詰めが甘くなったところを交わす展開なら、オマツリオトコやオーロイプラータの3着食い込みもありそうだ。

 馬券としては「◎」→「○」を固定で3着候補の3頭に流す3連単。少ない点数で効率よく回収できそうな組み合わせにしてみた。

■黒井の予想
◎ミトノオー
○ミックファイア
▲オマツリオトコ
△オーロイプラータ
×ユティタム
★買い目
3連単1着7番、2着6番固定で4、5、9の3点。

黒井零

黒井零

1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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