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夏休み“大幅短縮”C.ルメールVS執念の“騎乗数増”川田将雅!がっぷり四つ「リーディング争い」の行方は……

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C.ルメール騎手 撮影:Ruriko.I

 7月も中旬に入り、夏本番の暑さがやってきた。10日は関東甲信地方を中心に、35度以上の猛暑日が続出。今週末の3連休も“危険な暑さ”に襲われる地域が多くなりそうだ。

 JRAではC.ルメール騎手と川田将雅騎手によるリーディング争いが熱を帯びている。

 今月に入り、川田騎手が6勝を挙げたのに対し、ルメール騎手は2勝止まり。その結果、9日終了時点で2着回数の差でルメール騎手が首位に立ってはいるものの、勝ち鞍の数はともに「79」。まさにがっぷり四つの状態となっている。

 17年から21年まで5年連続でJRAリーディングに輝いたルメール騎手と、昨年自身初のリーディングに輝いた川田騎手。リーディング奪取に懸ける思いは、2人の最近の動向からも伝わっているという。

「今年の宝塚記念(G1)をイクイノックスで制したルメール騎手は、家族サービスの為、翌週(7/1~2)は騎乗がありませんでした。しかし、先週末には早くも復帰しています。

思い返せば、ルメール騎手は昨年の宝塚記念後はコロナ禍で叶わなかった母国フランスに里帰りをするなど、8月中旬にかけて約1か月半にわたる長期休暇を取得しました。それに比べると今年の“夏休み”は僅か1週間に大幅短縮。それだけでも2年ぶりのリーディング奪還に懸ける思いは伝わってきます」(競馬誌ライター)

 実際に先月中旬にJRA通算1700勝を達成した際のインタビューでは、「今年は改めてリーディングジョッキーを取るために頑張りたいです」と、返り咲きへの思いを口にしていた。

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川田将雅騎手 撮影:Ruriko.I

 そんなルメール騎手に対して、川田騎手は昨年初めて獲得したリーディングの座を守るべく、夏競馬に入ってから騎乗数がやや増加傾向にあるという。

「日本ダービー(G1)やオークス(G1)といった大きなレースが続いた5月から6月1週にかけて、川田騎手は騎乗数をかなり絞っていました。実際に、5週連続で1週間当たりの騎乗数は10鞍未満でした。ところが、連続G1開催を終えた6月2週目から先週末までは、5週間のうち10鞍未満だったのは1週だけ(9鞍)。他の4週はいずれも10鞍以上に騎乗しています。

川田騎手は昨年初のリーディングに輝きましたが、ルメール騎手が年初からなかなかJRAの重賞を勝てないなど不振に陥っていたことも大きかったと思います。ルメール騎手が本来の調子を取り戻した今年こそトップに立ちたいという思いは強いはず。それがここ数週間の騎乗数の増加にも表れているのかもしれません」(同)

 一進一退の攻防が続く今年のリーディング争い。名手2人によるデッドヒートは一体どのような結末を迎えるのか。今年は夏競馬もルメール騎手と川田騎手から目が離せない。

GJ 編集部

GJ 編集部

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