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【エプソムC(G3)展望】蛯名正義騎手「復活」の重賞勝利なるか!? ヴィクトリアマイル2着のデンコウアンジュが飛躍を懸けて牡馬に挑む!

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 この馬もやはり東京が良いのだろうか。2歳秋には今回と同じ東京1800mの東京スポーツ杯2歳S(G3)で2着と、早い時期から頭角を現していたプロディガルサン。しかし、クラシックでは結果が出ず、未だベストを探しているような状態だ。

 ただ東京で行われた3走前の東京新聞杯(G3)での伸び脚は光るものがあった。

 1000m通過が62.2秒と異例の超スローペースとなった東京新聞杯だが、上がり最速の鬼脚で2着を確保。なお、この時に記録した上がり3ハロン33.0秒は、東京のマイル戦で歴代最速だったようだ。ここ2走は異なる競馬場で自慢の末脚が不発に終わっているが、実績のある東京コースで復活したい。鞍上は前走と同じ川田将雅騎手が務める。

 同世代のアストラエンブレム(牡4歳、美浦・小島茂之厩舎)も2頭に負けず劣らずの素質の持ち主だ。

 3歳の春頃は重賞であと一歩足りない競馬が続いていたが、キャリアを積んだことで再び重賞制覇を狙える位置まで舞い戻ってきた。年明けの京都金杯(G3)こそ4着と、またも苦杯をなめさせられたが、矛先を1800mに変えたここ2走で結果が出ている。

 特に2走前の大阪城S(OP)では後方から32.8秒の豪脚で差し切り勝ち。オープン勝利によって、本賞金を加算することに成功している。前走のメイS(OP)もクビ差の2着と惜しい競馬。好位からしっかりと脚を使えており、M.デムーロ騎手とのコンビ継続で今なら重賞で通用してもおかしくはない。

 そのメイSでアストラエンブレムを破ったのがタイセイサミット(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)だ。

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