中山開幕週でも「横山家」祭り!! 2週連続で重賞親子ワンツー! 父もまだまだ健在…渾身の直線一気、史上最年長重賞V

今夏の札幌開催最後の重賞、札幌2歳S(G3)でグレード制導入後、重賞における初の親子ワンツーを決めた横山典弘騎手と三男の武史騎手。それからわずか1週間後の中山開幕週でなんと、再びやってみせた。
中山開幕週でも「横山家」祭り!!
今年からG2に格上げされた紫苑S、典弘騎手が4番人気のモリアーナ(牝3歳、美浦・武藤善則厩舎)、武史騎手が2番人気のヒップホップソウル(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎)に騎乗。好位から直線抜け出した武史騎手に対し、父は4角14番手から、馬群を縫うように伸び、最後に息子を半馬身かわしたところがゴールだった。札幌では2番手から最後の直線で突き放されたが、今回はきっちりと差し切った。
「最後は一頭だけ次元の違う脚でしたね。モリアーナは美浦・武藤厩舎の管理馬で、デビューから息子の武藤雅騎手が騎乗。新馬・特別を連勝し、阪神ジュベナイルF(G1)では2番人気に支持されました。雅騎手の姉でアイドルグループの元メンバーだった彩未さんが名付け親だったことでも話題になりました」(競馬記者)
しかし、阪神JFでは12着に惨敗……。年明けのクイーンC(G3)、ニュージーランドT(G2)も3、4着と勝ち切れず、前走のNHKマイルC(G1)から典弘騎手にスイッチされた。
同馬の高橋文男オーナーの後押しもあり、息子を乗せ続けた武藤師だが、「雅は(JRA)重賞を勝っていない身。それでG1で結果を出せというのは酷なので苦渋ですが」と『サンケイスポーツ』の取材に乗り替わりの理由を語っていた。その前走は5番人気6着だったが、2度目の騎乗で見事、期待に応えた格好だ。
「このメンバーで実績を考えると4番人気は低評価でしたが、それまで6戦中5戦でマイル戦を使われており、2000mの距離を不安視したファンも多かったのではないでしょうか。しかし、最後の直線までじっと我慢させ、直線で弾かせた騎乗ぶりはノリさんならでは。さすがの一言ですね」(競馬誌ライター)
2着に敗れた武史騎手は「内枠で外に壁を作れましたし、隊列も思った通りで、したい競馬ができました。立ち回りも良く100点の競馬だったと思いますが、勝ち馬は120点でした」と、父の神騎乗に脱帽の様子だった。
横山典騎手は翌日の阪神メイン、セントウルS(G2)でアグリに騎乗。単勝100倍超の人気薄でまんまと逃げ切ったテイエムスパーダを32.4秒の“鬼脚”で追い込み2着にもってきている。
まさに円熟の境地。紫苑Sの勝利は55歳6カ月18日のもので、2021年に55歳0カ月10日でレパードS(G3)を制した柴田善臣騎手を上回るJRA史上最年長の重賞勝利となった。
アエロリットで制した17年のNHKマイルC以来、JRAのG1勝利からは遠ざかっているが、目下の勢いからすると、この秋のG1シリーズでは54歳0カ月19日で制した(今年の大阪杯)武豊騎手の最年長G1勝利記録を更新する可能性も大いにありそうだ。
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