東大式鉄則で「WIN5&オールカマー」楽々的中~! タイトルホルダー「謎の凡走」に気を付けつつ10年ぶりのウハウハに与りたい【東大式必勝馬券予想】
秋競馬も、早や3週目。
いきなりの自慢話で恐縮だが10年前の同じ開催週、私はWIN5で96万円、三連単も合わせて約150万円頂戴している。5つ目のオールカマーを制したのは、最後方から直線一気! 9番人気のヴェルデグリーン。JRAカードのご招待で来賓室にいた私は喜びと興奮で、部屋の皆さんにお飲み物を御馳走しまくった。
なぜヴェルデGをマークできたかと言うと、前走の新潟大賞典10着で人気を下げていたが、その前は3連勝で2連勝目は上がり最速の32秒7。東大式鉄則「連勝馬、上がり最速馬に要注意」。ボロ負けの可能性もあるが、“勝てる”ポテンシャルは高いのだ。
WIN5は1着のみ当てればよく2、3着の多いソコソコ馬は切れ! このレースでも1番人気だが、ツメの甘いところのあるダノンバラードは想定通りの3着。さらにラッキーだったのは直前の神戸新聞杯で今や名種牡馬、単勝1.4倍のエピファネイアが危なげなく勝利したこと。東大式鉄則「WIN5では必ず“1”を作れ!」。他の4レースを3頭ずつマークしても“1”があれば81通り、2頭マークした途端162通りと倍増してしまい、財布が持たない。小学生でもできる算数なのだが、今年も10年ぶりのウハウハに与りたいな~。
その幸運のオールカマー、意味は「誰でもおいで!」。下級条件馬にも重賞勝利のチャンスをあげようという趣旨で、設立当時はハンデ戦。その割には1955年の第1回を制したのは58キロ、後に第1回中山グランプリ(現・有馬記念)を勝つ名馬メイヂヒカリだ。
1981年に別定重量となってからはオグリキャップ、ビワハヤヒデ、レイデオロら伝説の馬から、韋駄天ツインターボ、3連覇のマツリダゴッホら超個性派まで綺羅星のごとく駿馬が名を連ねる。
だが、最も思い出に残る馬は……実は勝ち馬ではない。1978年、大差の7着に敗れた「ヒマワリサン」だ。
およそ競走馬に似つかわしくない奇天烈な名前は、馬主に秘密が。その人こそ春日八郎。三橋美智也、村田英雄、三波春夫とともに戦後歌謡界に輝いた大歌手で出世作となったのが「お富さん」。♪死んだはずだよお富さん、生きていたとはお釈迦様でも知らぬ仏のオトミサン。会津の農家出身、馬好きが高じて中央競馬の馬主となった春日が期待を込めて自身の125万枚大ヒット曲からヒマワリサンと命名。
今でこそ大魔神・佐々木主浩や前川清ら多士済々、芸能人馬主のはしりで前年に萩本欽一のパリアッチが日本ダービーに出走したのもライバル心をくすぐった。
期待の3歳(現行呼称)牝馬、お富さん、いやヒマワリサンは6戦目で初勝利をあげ9、10戦目を連勝し “誰でもおいで!”のオールカマーに駒を進める。ハンデキャッパーも贔屓したか最軽量48キロ。条件馬ながら3番人気に支持されたのは、競馬ファンから国民的大歌手へのエールでもあったろう。
で、レースの方は……良いところなく1着の同期牡馬ハセオーマから2.6秒も離された7着に沈む。明らかに荷が重すぎる人気先行だったが、ヒマワリサンも太陽に向かってけなげに走った。私は日テレ入社後、春日八郎御大に歌番組でお会いでき、ヒマワリサンを中山で応援した話を差し上げたら相好を崩され、司会の徳光さんも加わり競馬談議に花が咲いた。
ヒマワリサンは5歳まで走り、34戦4勝の成績を残し繁殖牝馬に。春日さんは紅白出場21回、生涯現役を貫き1991年67歳で天に召された。葬儀では参列者全員で♪オトミサン~の大合唱が起こったのも忘れられない。
ここらで「東大馬券王の大よそー」に移ろう。
天皇賞・春で競走中止……衝撃のG1・3勝馬タイトルホルダーが出走するようだ。ちゃんと走れば1着間違いなしだが、同じ中山の有馬記念も謎の凡走をしており、全幅の信頼はおけない。
ここは去年の覇者ジェラルディーナと“同コース同距離”セントライト記念の勝ち馬・ガイアフォースの2頭軸三連複で勝負! そして、タイトルH頭でこの2頭への3連単フォーメーションを少々。
私は上毛かるたの一文「浅間のいたずら鬼の押出し」から取った“可憐な名前先行”アサマノイタズラ(オス馬だが)へ、ヒマワリサンと大歌手・春日先生を偲びながら声援を送ることにしよう。(一部敬称略)
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