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元JRA藤田伸二氏が菊花賞(G1)完全的中!? 「頭まである」ドゥレッツァ&「距離不安」ソールオリエンスをズバリ

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ドゥレッツァ 撮影:Ruriko.I

 22日、京都競馬場で行われた菊花賞(G1)は、C.ルメール騎手の4番人気ドゥレッツァ(牡3歳、美浦・尾関知人厩舎)が勝利。人気を集めた春のクラシックウイナー2頭を全く寄せ付けず、3馬身半差の完勝を収めた。

「すごくうれしい。菊花賞はクラシックですから、勝つとテンションが上がります。ドゥレッツァは返し馬から元気いっぱいだった」

 レース後、興奮した様子で勝利ジョッキーインタビューに答えたルメール騎手。大外枠から想定外の逃げの手を打つと、2コーナーで他馬にハナを奪われるこれもまた想定外の展開となったが、慌てず騒がず。終始内ラチ沿いを進み、距離のロスを最小限に抑える冷静沈着な騎乗が光った。

 一方、2着に敗れたダービー馬のタスティエーラは中団後方からレースを進め、上がり3ハロンはメンバー2位の末脚を使ったが、それを上回ったのが逃げたドゥレッツァなら届くはずもなく……。

 レース後、J.モレイラ騎手は「すべてスムーズでした。手応え良く捕まえられそうでしたが、勝ち馬が強かったです」とコメント。やはりダービーからぶっつけ本番の影響や経験値の少なさもあったのかもしれない。

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ソールオリエンス 撮影:Ruriko.I

 そのタスティエーラに次ぐメンバー3位タイの末脚で追い込んだのが、皐月賞馬のソールオリエンスだった。道中はタスティエーラを前に見る形で進んだが、終始外々を回らされ、勝ち馬に比べるとかなりの距離ロスもあった。

 特に2周目の3コーナーの下り坂ではタスティエーラを上回る手応えで進出。直線を向いたときは突き抜ける勢いにも見えただけに距離適性の差もあったのだろう。レース後には鞍上の横山武史騎手も「ベストはもう少し短い距離なのかなと思います」とコメントを残している。

 結局、上位人気の関東馬によるワンツースリーで幕を閉じた今年の菊花賞。そんな中、アノ人物が見事な予想で馬券を的中させた。

元JRA藤田伸二氏が菊花賞(G1)を完璧的中!?

「菊花賞❗完璧?✌️」

 レース直後、自身のX(旧Twitter)に喜びの第一声をポストしたのは元JRA騎手の藤田伸二氏だ。「普通あのような展開だと苦しくなるものだがさすが名手❗」とドゥレッツァを勝利に導いたルメール騎手に賛辞を送ると、2着タスティエーラの鞍上モレイラ騎手には「大事に乗りすぎたかな」と勝負所で仕掛けがやや遅れたという見解。さらに3着ソールオリエンスには「やはり距離かな❔」と、敗因を3000mの距離に求めた。

 レース後に上位3頭それぞれの勝因と敗因をポストした藤田氏だが、実は前日夜に生配信したYouTube番組でも、その完璧な読みを披露していたという。

「藤田氏が『完璧』とポストしたのは、自身の予想のことでしょう。前日に出演した瀧川寿希也元騎手のYouTube『元騎手の競馬予想チャンネル』で、勝ったドゥレッツァを『頭(1着)まである』と高く評価していただけでなく、デビューから馬体重が増えていないタスティエーラは成長面での不安を、ソールオリエンスはこれまでの走りから距離不安を唱えていました。結果は、まさにその通り。さすがは元一流騎手といえる読みでしたね」(競馬誌ライター)

 特に1番人気に推されていたソールオリエンスについては、完勝した皐月賞(G1)は「確かに強かった」と振り返った上で、「ダービーは(直線で)伸びてはいたが、最後は止まっていた」と、2400mでも距離が長かったという見立てと、「最後は垂れて2着なんだよ」「(菊花賞の有力馬の中で)この馬が一番距離長いんじゃないかな」と、1番人気馬に距離の不安が付き纏っていることを熱く語っていた。

 藤田氏にとってはまさに渾身の予想となったであろう今年の菊花賞。「とにかく当たって良かったよ?」とポストし、“予想家”としての役割を果たしたことに胸を撫でおろした様子だった。

GJ 編集部

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