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【みやこS(G3)予想】無敗セラフィックコールは押さえまで。思いのほか人気になっていない実力派をチョイスで好配当狙い

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 今回は年末のチャンピオンズC(G1)や東京大賞典(G1)の前哨戦となるダート中距離戦、みやこS(G3)を予想していく。

 先週の振り返り。まずアルテミスS(G3)だが△→○→▲で的中。とは言え、上位人気で手堅く決まったので、辛うじてトリガミは避けられたレベル。チェルヴィニアは人気に違わず強い競馬を見せた。2歳女王にも期待がかかるのではないだろうか。

 そして、天覧競馬ということもあって注目を浴びた天皇賞・秋(G1)は覚悟して切ったイクイノックスが圧倒的勝利。おまけに2000mを1分55秒台前半というスーパーレコードの樹立というおまけつき。3着も東京はどうかと思ったプログノーシス、2着は時計がないということで検討から外したジャスティンパレス。想定外だったのは武豊騎手が負傷してドウデュースが乗り替わったこと。順当に騎乗していれば果たして……と考えると残念である。

 予想に戻ろう。

 まずは過去10年(9回=18年はJBC開催のため休止)、馬券に絡んだ27頭の前走データを見ていくことにしよう。20年から昨年までは阪神ダート1800m戦で開催されたが、大きな差がないのでまとめてみる。
シリウスS 5頭
太秦S(OP)、ブラジルC(OP) 各4頭
エルムS、ラジオ日本賞(OP) 各3頭
帝王賞 2頭
南部杯、アンタレスS、平安S、レパードS、白山大賞典 各1頭
条件特別(3勝クラス) 1頭
となっている。格付けこそG3だが、条件戦からの転戦馬は結果が出ていない。前走重賞ないし、オープン戦が基本と考えて取捨選択をしても良さそうだ。

 続いて人気順の成績を見てみよう。
1番人気 1-1-2-5
2番人気 3-1-0-5
3番人気 0-0-1-8
4~6番人気 2-3-3-19
7~9番人気 2-3-2-20
10番人気以下 1-1-1-48
となっている。上位人気がアテにできない。特に3番人気は17年に1頭来ただけで他はすべて馬券圏外なので注意が必要そうだ。1番人気、2番人気とも過去5回に絞っても2頭ずつなので「中穴以下が主役」と考えて馬券の組み立てをしても良さそうだ。


 これらを踏まえて「◎」は思いのほか人気になっていない3番タイセイドレフォンとする。

 前走は太秦S(OP)。内目の枠からスタートし、4番手を確保して追走。ペースはやや速めの流れになったが、3コーナー過ぎから進出して4コーナー2番手で直線へ。直線で前の馬を交わすも、勝ち馬に交わされて接戦となった2着争いを制して2着に。

 この馬は肝心なところで2着に甘んじる例が多く、詰めの甘さが目立つ。昨年の2勝クラスの後に走ったレパードS(G3)で2着に入ってオープン入りするも、オープンで勝ったのは今年に入ってから。2走前の平安S(G3)で4着に敗れ、さらに前走も2着と取りこぼしたため、いまひとつパッとしないところがある。

 だが、近3走はすべてこのレースと同じ京都のダート戦。それで1-1-0-1なら申し分ないだろう。斤量も今回は別定戦ということで前走より1kg軽くなるのも大きい。

 今回は注目を集める馬が複数いるので、こういった近走の状況が良い馬に目が行かない。そういう意味で敢えての本命というわけだ。


「○」には穴馬、12番ペプチドナイルを挙げる。

 前走はエルムS(G3)。内目の枠からスタートして早々に番手につけて追走。ポジションを少し下げながら不良馬場を追走し、直線へ。勝負どころで手応えをなくしていたため、ズルズルと後退し、13着に大敗した。

 未勝利脱出にやや手間取ったせいもあって、連勝しながらも3歳時は2勝クラスまで。さらに3勝クラスの脱出にも手間取って、昨秋にようやくオープン入り。その後がパッとしないまま今年に入ったが、夏の北海道シリーズで目覚めたかリステッドとオープン戦を連勝。そして迎えた初重賞が前走だった。

 前走に関しては、不良馬場も敗因の1つだろう。脚抜きのいい馬場より、力のいる馬場の方が向いている印象を受ける。今回は休み明けということで、鉄砲駆けの成績は今ひとつではあるが、休養で大敗がリセットされていれば「北海道での勢い再び」と考えられなくもない。馬場の心配もないので、印重めで押さえてみたい。

「▲」には7番メイクアリープを推す。

 前走は太秦S。こちらは最内枠を利して逃げを打ち、直線でも粘ったものの勝ち馬に交わされたところで脚を失い、5着に終わった。

 4歳馬ながらキャリア10戦と意外に使われていない。その割に前走を除く9戦はすべて馬券圏内。新馬の3着をさらに除くと8戦で連対しているという堅実派。戦績を見る限り、どうやら1枠を引くと逃げを打つという傾向があるようで、過去の2戦は逃げ切り勝ちを収めたものの、前走では逃げが通用しなかった。

 このレースは前残りするのが厳しく、差し・追い込み勢優勢の傾向がある。そういう意味では前走のように逃げを打つと馬券圏内に残るのは厳しいと思われるが、1枠以外を引けば中団前目に控える競馬で結果を残しているので、そこに期待してみたい。

 今春にオープン入りして連続2着しているなど、それなりに好成績を残してきている。初重賞となるが、重賞でも通用する程度には実力があると考えている。


「△」は人気しそうだが1番アスクドゥラメンテと15番セラフィックコールの2頭とする。

 アスクドゥラメンテの前走は柳都S(3勝クラス)で、1番人気を背負って内枠から好スタートを切ると、中団前目につけて追走。緩めのペースで流れていく中、少しポジションを上げて直線へ。直線では内目から伸びて一気に抜け出し、後続を抑えて人気に応えた。

 ▲メイクアリープが4歳で10戦というキャリアだったが、こちらは同じ4歳でもさらに少ない5戦しか消化していない。もっとも2歳の秋にデビューしてから2戦目が3歳春、そこから13カ月間隔が空いて3戦目、前走も約3カ月空けての勝利で、ここまで5戦4勝2着1回とパーフェクト連対中だ。

 休み明けで2勝を挙げており、今回も3カ月の休養明けになるが、おそらく万全に仕上げてくるであろう。3連勝中の勢いを買って押さえてみる。


 セラフィックコールの前走はJRAアニバーサリーS(3勝クラス)で、中枠からスタートするも、出遅れて後方からの競馬に。速くはないが澱みのない流れで、3コーナーから押し上げていき、4コーナー4番手で直線に入ると、その勢いで前を一気に交わして抜け出し、3馬身半差をつける完勝を飾った。

 今回のメンバーで唯一の3歳馬。今年2月の阪神ダート1800mの新馬戦でデビューし、出遅れながらも2番手につけて直線で抜け出し、8馬身差をつける大楽勝。2戦目の1勝クラスでも後方から進出して4馬身差の圧勝。3戦目こそハナ差の際どい勝利だったが、結局4戦してダート無敗のスター候補である。

 4戦すべてで出遅れているのはキャリアが浅いせいもあるのだろうが、その代わり4戦とも上がり最速をマークしており、出遅れたとて捲る脚があるのが強み。前走と2走前は古馬との対戦でしっかり勝ち星を挙げているだけに、キャリア5戦目にして初重賞挑戦になるが、ここでも好戦の可能性は高そうだ。

 ただし、この2頭とも前走傾向として不利な条件戦からの臨戦なので、そこを割り引いての押さえまで、というところである。

 ということで、今回は1番、3番、7番、12番、15番の5頭で3連複BOX10点勝負としたい。人気馬2頭、特に無敗のセラフィックコールが5連勝を飾ると配当は怪しいところだが、それ以外の組み合わせならそれなりの好配当にも期待できるはずだ。

トーラス神田

トーラス神田

オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。

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