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天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆

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 前走の天皇賞・春における福永騎手の騎乗は素人目にも完璧に見えた。本人の言葉通り、シュヴァルグランの力を余すことなく、つまりは「100%」引き出した見事な騎乗だった。だからこそ「2強」の一角サトノダイヤモンドに先着することができたのではないだろうか。

 しかし、勝ったキタサンブラックには1馬身1/4届かなかった。これが現実であり、福永騎手自身が最もよく理解しているはずだ。相棒の力を余すことなく引き出しても、敵わなかったのだ。

 そこに前走から1000mの距離短縮。ステイヤーのハーツクライ産駒であるシュヴァルグランの勝ち目は、いよいよ「0」に近づいてくる。これも福永騎手の見解通りだ。

 では、その上で今回の宝塚記念で「どうやってキタサンブラックに勝つ」のか……少なくともコラム内の内容からは、その答えがまったく見えてこなかった。

 確かにレースは他のライバルや様々な思惑が交差し、必ずしも力通りに決まるわけではない。場合によってはキタサンブラックに何らかの紛れが発生し、シュヴァルグランに思わぬチャンスが転がり込むことがあるかもしれない。

 しかし、それはあまりにも「運任せ」といえるのではないだろうか。少なくともシュヴァルグランほどの実力馬に騎乗する騎手が、勝つための方法の最善策として”漁夫の利”を期待するのはファンとして残念でならない。

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