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世界最強イクイノックスよりも「高評価」を得た馬がまさかの低迷!? 川田将雅も指摘の「ウィークポイント」克服で見出したい活路

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 イクイノックスが4馬身差の独走劇を決めた、先週のジャパンC(G1)。ため息が出るほどの強さとは、まさにこのことを言うのだろう。

 これで獲得賞金は歴代トップの22億1544万6100円に到達。G1レースのみを6連勝というのも、JRA史上初の快挙。まさに記録づくしの優勝であった。

 なおイクイノックスはここ3戦、単勝オッズ1.3倍という圧倒的な支持。もはや国内で太刀打ちできる馬はいないと思われる強さを見せただけに、仮に有馬記念(G1)に参戦するようであれば、当日はさらに人気が集中することになりそうだ。

 そんな現役世界最強馬のイクイノックスだが、2021年8月のデビュー戦で2番人気に甘んじていたというのは、いま考えるとかなり意外だったと言えよう。

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サトノヘリオス

 ちなみに同馬を抑えて1番人気に推されたのが、現在2勝クラスのサトノヘリオス(セン4歳、栗東・友道康夫厩舎)である。

 同馬は21年の牡馬クラシックで主役だったエフフォーリアと同じエピファネイア産駒。近親に二冠馬エアシャカールや秋華賞馬エアメサイアなどがいる良血だ。デビュー前の追い切りでは、後のダービー馬ドウデュースと併せ馬を消化し、鋭い動きを見せていたことなども、人気を集めることとなった要因の1つだろう。

 レースではイクイノックスに約9馬身離された4着に終わったが、折り返しの未勝利とエリカ賞(1勝クラス)をレコードで連勝。翌年にはスプリングS(G2)とラジオNIKKEI賞(G3)で3着に入るなど、素質の片鱗を見せつけていた。

 しかし、その後は条件クラスすら勝ち上がれず低迷。前走の自己条件でも1番人気8着に敗れ、現在は去勢されてセン馬となっている。初戦であのイクイノックスよりも高評価だったことを考えると、かなり物足りない競走成績だといえそうである。

「ウィークポイント」克服で見出したい活路

「サトノヘリオスは2歳時にレコードで連勝しているように、潜在能力の高さは間違いないと思います。ただ初勝利を挙げた際に、騎乗していた川田将雅騎手が『性格の難しさが出てきて、だいぶコントロールが利きづらくなっている。その辺りの改善が必要』と話していたことからも、気性面の難しさがネックとなっているようですね。

ただそれだけに、去勢してセン馬となったことは劇的な効果を生むかもしれませんよ。何よりデビュー戦ではイクイノックスよりも評価を集めた馬ですからね。ここからの巻き返しに期待したいです」(競馬誌ライター)

 ちなみにサトノヘリオスとイクイノックスが対戦した新馬戦は、3着のサークルオブライフが後に阪神ジュベナイルF(G1)を優勝。今年重賞を3連勝し、今週末のチャンピオンズC(G1)に出走予定のウィルソンテソーロが6着であったことから、かなりハイレベルな一戦だった。

 サトノヘリオスはここでサークルオブライフとわずか0秒3差だったのだから、2勝クラスで燻っているような馬ではないだろう。去勢効果と復帰戦での好走に期待したい。

GJ 編集部

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