GJ > 競馬ニュース > 「遅れてきた大物」ベラジオオペラが復活の重賞勝利! タスティエーラ、ソールオリエンスらが待つ有馬記念(G1)へ「清き1票」を!
NEW

「遅れてきた大物」ベラジオオペラが復活の重賞勝利! タスティエーラ、ソールオリエンスらが待つ有馬記念(G1)へ「清き1票」を!

【この記事のキーワード】, ,
「遅れてきた大物」ベラジオオペラが復活の重賞勝利! タスティエーラ、ソールオリエンスらが待つ有馬記念(G1)へ「清き1票」を!の画像1
ベラジオオペラ 撮影:Ruriko.I

「なんとか清き1票を――!」

 2日、阪神競馬場で行われたチャレンジC(G3)は、3番人気のベラジオオペラ(牡3歳、栗東・上村洋行厩舎)が勝利。日本ダービー(G1)で4着だった「遅れてきた大物」が、貴重な重賞2勝目を手にした。

 13頭立てで行われた芝2000mのレース。抜群のスタートから一時はハナを窺う勢いだったベラジオオペラだが、外からハナを主張したテーオーシリウスやフリームファクシを行かせて好位からの競馬。手応え十分に最後の直線を迎えると、前を飲み込んで堂々の先頭へ。最後はボッケリーニが内から迫ったが、ハナ差しのぎ切って見せた。

「着差こそハナ差でしたが、横山和生騎手が『小細工せずに、正攻法の競馬をしました』と話していた通り、まさに横綱相撲の競馬。ダービー以来、半年ぶりの競馬で+20キロでしたが、ここでは力が一枚上でしたね。デビュー当初から奥手と言われていましたし、陣営も『本格化前でまだ緩さは残っている』と話していた中での勝利。今後が非常に楽しみな馬です」(競馬記者)

有馬記念(G1)へ「清き1票」を!

 同世代のライバルたちが待つグランプリへ、ここは負けられない一戦だった。

 今春の日本ダービーで4着に敗れたベラジオオペラだったが、勝ったタスティエーラとはタイム差なし。上がり3ハロン最速の末脚で皐月賞馬ソールオリエンス、ハーツコンチェルトといった世代トップクラスと互角に渡り合った。

 それだけにこの秋の飛躍が期待されていたが、夏負けによる調整遅れのアクシデント……。予定していた神戸新聞杯(G2)を回避すると、本番の菊花賞(G1)に駒を進めることもできなかったが、復帰戦を白星で飾ったことで再び上昇気流に乗った格好だ。

「夏負けで復帰が遅れたベラジオオペラですが、林田祥来オーナーが『有馬記念の舞台に立たせてあげてやってください』とファン投票を呼び掛けるなど、陣営の期待も非常に高い馬。明日3日が投票の締切だけに難しいかもしれませんが、この勝利は大きなアピールになったのではないでしょうか。今日の走りを見てもG1を狙える素質を秘めていることは確か。今後は馬の状況を見てからになると思いますが、有馬記念でぜひ見てみたい1頭ですね」(別の記者)

 また、「ベラジオ軍団」を応援していることでも有名なYouTube『ベラジオちゃんねる』では、勝てばゼッケンをプレゼントする用意があるという。詳細はぜひ動画を見ていただきたいが、ベラジオの森川幸平社長も出否は未定ながら「なんとか清き1票を!」と協力を呼び掛けている。

 先月30日に公開された有馬記念ファン投票の第2回中間発表では49位とボーダーライン上にいるベラジオオペラ。果たして、この勝利をきっかけに滑り込むことができるか。すでに出走を表明しているタスティエーラ、ソールオリエンスら同世代のライバルに再び挑戦状を叩きつけたい。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

「遅れてきた大物」ベラジオオペラが復活の重賞勝利! タスティエーラ、ソールオリエンスらが待つ有馬記念(G1)へ「清き1票」を!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
  3. 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
  4. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  5. 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶
  6. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  7. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  8. 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
  9. 【NHKマイルC】父は名マイラー、母もマイルG1馬の「黄金血統」、前走惨敗で評価急落も…注意しておきたい激走候補2頭
  10. 【NHKマイルC】ファンの興味は「15番枠」が1番人気?固唾をのんで待つ運命の枠順発表…ただの偶然で済まされない「幸運」を手にするのはどの馬か