【中山金杯(G3)展望】京都記念「ドウデュースの2着」マテンロウレオが中心!「G3なら勝てる」C.ルメール高評価のエピファニーも要注目

2024年の中央競馬開幕を告げる中山金杯
2024年の中央競馬は東西の金杯からスタートする。1月6日、中山競馬場で行われるのは、第73回中山金杯(G3)だ。フルゲート17頭に24頭が登録した今年は、主役不在で混戦ムードが漂っている。
まさにどの馬が勝ってもおかしくない実力伯仲の一戦となりそうだが、まずは寒い時期に好成績を残しているマテンロウレオ(牡4歳、栗東・昆貢厩舎)を取り上げたい。
昨年2月にデビュー3戦目できさらぎ賞(G3)を制覇。今年1月の当レースは5着に敗れたが、続く京都記念(G2)でドウデュースの2着に好走した。
その後も大阪杯(G1)4着、天皇賞・春(G1)5着と強敵相手に善戦。しかし、札幌記念(G2)で14着に敗れると、オールカマー(G2)も12着。一息入れて臨んだ前走のチャレンジC(G3)でも5着と、夏以降はやや精彩を欠いている。
登録があった有馬記念(G1)を賞金不足で除外されてここへ。前走は+14kgで過去最高馬体重を更新しており、やや余裕残しにも見えたが、調整が難しいこの時期にシャープな馬体に仕上げてくるようなら好勝負は必至だろう。
鞍上は15戦中13戦でコンビを組んでいる横山典弘騎手を予定。自身が保持するJRA最年長重賞勝利記録を塗り替えられるかにも注目が集まる。
C.ルメール騎手「重賞レベルにある馬」
マテンロウレオが5着したチャレンジCで4着とアタマ差で先着したのがエピファニー(牡4歳、美浦・宮田敬介厩舎)だ。
昨年3月から11月にかけて4連勝を記録したエピファネイア産駒の同馬。5連勝を懸けて臨んだのが今年1月のアメリカジョッキークラブC(G2)だった。
勢いを買われて、ガイアフォースに次ぐ2番人気に支持されたエピファニーだったが、スタートで他馬と接触するロスもあり、リズムを崩してしまう。二の脚を使って好位には取り付いたが、直線で余力は残っておらず、11着に大敗を喫した。
その後は立て直しを図ったが、リステッド・オープン特別でも勝ち切ることができず。ようやくオープン初勝利を挙げたのが2走前のケフェウスS(OP)だった。
続くチャレンジCでも、勝ったベラジオオペラから0秒2差の4着と上位争いに加わっており、鞍上を務めたC.ルメール騎手は「重賞レベルにある馬で、G3なら勝てる力はある」とコメント。主役不在の一戦なら最有力の1頭と呼べるかもしれない。ルメール騎手は「2000mの距離はギリギリで、ベストは1800m」とも評していたが、新コンビを組む予定のR.ピーヒュレク騎手が果たしてどう導くか。
斤量面で前進が期待できるリカンカブール
マテンロウレオ、エピファニーと同じくチャレンジCに出走していたリカンカブール(牡4歳、栗東・田中克典厩舎)にもチャンスがある。
2頭とは同じ年齢だが、キャリアは僅か9戦。レース後にダメージが残りやすい体質で、これまで間隔を空けながら大事に使われてきた。
本格化の兆しを見せたのは2走前の西宮S(3勝クラス)。大外一気の豪脚で差し切ると、続くチャレンジCは7着に敗れたが、上がり3ハロン時計はメンバー2位タイを記録。重賞でもその切れ味が劣らないところを見せた。
また、前走でマテンロウレオ、エピファニーとは同じ57kgを背負っていたが、ハンデ戦の今回はマテンロウレオが58.5kg、エピファニーが57kgを背負うことに対して本馬は56kg。斤量にも恵まれ、2頭をまとめて交わし切っても不思議ではない。
中山芝2000mは、3走前の館山特別(2勝クラス)を快勝し、コースも経験済み。今年、自己ベストの勝利数を記録した津村明秀騎手が鞍上というのも心強い。
リバティアイランド世代から重賞馬が登場

今春のフローラS(G2)を逃げ切ったゴールドシップ産駒のゴールデンハインド(牝3歳、美浦・武市康男厩舎)は、ハイレベルとされる3歳牝馬の1頭だ。
4番人気に支持されたオークス(G1)では好位に控える競馬で11着に沈んだが、マイペースで逃げることができれば粘り強さを発揮する。7か月半ぶりの実戦となるが、すんなりとハナを切れるかがカギとなりそうだ。
今回がキャリア21戦目で重賞初挑戦のマイネルクリソーラ(牡4歳、美浦・中野栄治厩舎)は安定感が持ち味。20戦のうち実に19戦で掲示板を確保しており、55kgと手頃なハンデも味方すれば大仕事をやってのけてもおかしくない。
この他には、1年前の当レースで2着したクリノプレミアム(牝6歳、美浦・伊藤伸一厩舎)、外国人騎手とのコンビで「2-2-0-0」とパーフェクト連対中で、今回はR.キング騎手と新コンビを組むサクラトゥジュール(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)、今年3月のフラワーC(G3)を制したエミュー(牝3歳、美浦・和田正一郎厩舎)などにも警戒が必要だ。
関東圏で最初に行われる重賞を制して最高のスタートを切るのは、果たしてどの馬になるのか。中山金杯は1月6日、15時45分の発走を予定している。
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