GJ > 競馬ニュース > 【AJCC】ドウデュースでも発動した「勝利の方程式」に異変…今年の戸崎圭太はちょっと違う?
NEW

【AJCC】ドウデュースでも発動した「勝利の方程式」に異変…今年の戸崎圭太はちょっと違う?

【AJCC】ドウデュースでも発動した「勝利の方程式」に異変…今年の戸崎圭太はちょっと違う?の画像1

 今週末の中央競馬は、引き続き中山・京都・小倉の3場開催。土日は列島各地で雪マークも出ており、降雪の影響も気になるところだが、予定通りなら日曜には中山でアメリカジョッキークラブC(G2)、京都では東海S(G2)という2つの重賞が行われる。

 京都メインの東海Sで最有力視されているのは、デビューから4戦3勝とまだ底を見せていないオメガギネス(牡4歳、美浦・大和田成厩舎)だ。

 唯一の敗戦が2走前のレパードS(G3)で、ライオットガールとクビ差の2着。勝ち馬はその後、年長馬を相手に船橋のクイーン賞(G3)を勝利したが、オメガギネス自身も5か月半ぶりの実戦で本調子とはいえない状態だった。

 実際、レパードSで鞍上を務めた戸崎圭太騎手は「長い休みのことを考えれば、よく頑張っています」とコメント。叩き2戦目の前走グリーンチャンネルC(L)を3馬身半差で完勝しており、東海Sで1番人気に推されても不思議はない実力馬である。

 対する同日の中山メインは、今後の古馬中長距離路線を占う意味でも重要なAJCCが行われる。有力馬の1頭として数えられているのは、昨年の中山金杯(G3)を勝つなど、中山コースと好相性のラーグルフだ。

 同馬の主戦は戸崎騎手で、中山金杯を含めてコンビ通算6戦3勝の好相性を誇る。ところが、戸崎騎手は京都でオメガギネスに騎乗。そのため、ラーグルフにはテン乗りの三浦皇成騎手が跨ることになった。

 この乗り替わりが吉と出るか凶と出るかは結果が出てみないとわからないが、今回のラーグルフのように“前走・戸崎騎手”というのは、昨年の競馬界のトレンドの一つでもあった。

戸崎圭太のありがたくない「勝利の方程式」に異変?

【AJCC】ドウデュースでも発動した「勝利の方程式」に異変…今年の戸崎圭太はちょっと違う?の画像2
戸崎圭太騎手 撮影:Ruriko.I

「実は2023年の中央競馬で、乗り替わりが発生した馬の前走騎手別の最多勝が、戸崎騎手でした。もちろん体は一つしかありませんから、今週末のようにお手馬が同日に別の競馬場で出走する際は、どちらか1頭にしか乗れません。中には結果が出ずに降板で乗り替わりというケースもありましたが、それだけ戸崎騎手がいい馬に乗っていた証しといえるでしょう。

G1でも、フェブラリーS(G1)のレモンポップを皮切りに、菊花賞(G1)のドゥレッツァ、有馬記念(G1)のドウデュースと、戸崎騎手から乗り替わりとなった馬が1年で3勝しています。とにかく昨年は、『前走・戸崎騎手』が話題に上ることが目立ちました」(競馬誌ライター)

 そんな買い要素満載だった「前走・戸崎騎手の馬」だが、今年になってからは様相が一変している。先週末まで開催5日間を終えて戸崎騎手から乗り替わった馬は19頭いたが、そのすべてが4着以下に沈んでいるのだ。

 19頭のうち過半数の10頭は単勝オッズ10倍未満という人気馬にもかかわらず、23年のトレンドだった“勝利の方程式”は“絶望データ”に様変わりしてしまった。

 とはいえ、今年の競馬はまだ始まったばかり。三浦騎手がラーグルフを勝利に導くようなら、再び“勝利の方程式”が発動してもおかしくないだろう。

 AJCCのラーグルフを含めて、今週末は「前走・戸崎騎手」から乗り替わりの馬は総勢9頭。果たして、19戦全敗の波に飲まれるのか、それともそれを跳ね返すのか。いろんな意味で注目の週末となりそうだ。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

【AJCC】ドウデュースでも発動した「勝利の方程式」に異変…今年の戸崎圭太はちょっと違う?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  2. “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
  3. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  4. 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  5. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  6. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  7. C.ルメール「がっくり」まで繰り返さなくても!? 3歳マイル王ジャンタルマンタルが「あの名マイラーにそっくり」と話題
  8. クロノジェネシス元主戦が「油断騎乗疑惑」で騎乗停止処分!ノーステッキ楽勝ムードからまさかの敗戦…「後味の悪さ」残る結果もキズナ産駒の素質馬がデビュー勝ち
  9. JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
  10. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声