「6馬身差圧勝」武豊×キミノナハマリアが2連勝に向け出陣! 先日ターフに別れを告げた「実力牝馬」に続く活躍を期待のファンも?
10日、京都競馬場の芝2000mで行われる飛鳥S(3勝クラス)。武豊騎手とのコンビで2連勝を狙うのがキミノナハマリア(牝4歳、栗東・千田輝彦厩舎)だ。
人馬は先月21日、同舞台で争われた北大路特別(2勝クラス)に出走。好スタートから抜群の行きっぷりで追走し、4コーナーで早くも先頭に立つと、最後の直線はノーステッキのまま後続を6馬身ちぎり捨てる大楽勝を飾った。
レース後のレジェンドは「終始手応えが楽でした」と、余裕綽々だったとも思えるコメント。「こういう馬場も苦にしない」と続けた通り、この日の重馬場も向いたと思われるが、それだけとも思えない強烈な勝ちっぷりだった。
「キミノナハマリアは3歳時にオークス(G1)まで駒を進めるなど、早い時期から評価の高かった1頭。紫苑S(G2)でも0秒4差の4着に入っていた馬ですし、前回の勝利をきっかけにいよいよ本格化を遂げたかもしれませんね」(競馬誌ライター)
前走から中2週の間隔となるが、管理する千田調教師は『スポーツニッポン』の取材に「今の京都の馬場が合っていますし、元気がいいので使おうと思います」と、得意の舞台である上に状態面に関しても心強いコメント。前回に引き続き武豊騎手の手綱さばきにも注目が集まるところである。
そんなキミノナハマリアには、先日惜しくも現役生活にピリオドを打ったあの実力牝馬に続くような活躍を期待する声もあるようだ。
あの「実力牝馬」に続く活躍を期待のファンも?
「マリアエレーナですね。一昨年の小倉記念(G3)を5馬身差で圧勝し、同年の天皇賞・秋(G1)、翌年の大阪杯(G1)でも穴人気を集めました。昨年のエリザベス女王杯(G1)で15着に入線後、鞍上の三浦皇成騎手が下馬。後日、腱鞘炎と診断されると、このレースを最後に1日付で中央登録を抹消されました。
やや志半ばでターフに別れを告げることとなってしまったマリアエレーナですが、同馬の分まで『マリア』つながりとなるキミノナハマリアに期待を寄せているファンもいるのでしょう」(同)
マリアエレーナとキミノナハマリアは馬名の一部が共通することはもちろんだが、芝の中距離が主戦場である上に先行押し切りの競馬スタイルなど、他にも似通っている部分が多い。
ゆくゆくはマリアエレーナが手の届かなかったG1制覇を目指すためにも、キミノナハマリアと武豊騎手のコンビは連勝を飾ることできるだろうか。
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