GJ > 競馬ニュース > 好きな競馬小説「優駿」の話 ~ネクラ女医の競馬日記No.14~
NEW

好きな競馬小説「優駿」の話 ~ネクラ女医の競馬日記No.14~

【この記事のキーワード】, ,

好きな競馬小説「優駿」の話 ~ネクラ女医の競馬日記No.14~の画像1

 好きな競馬小説はありますか?

 古内一絵の「風の向こうへ駆け抜けろ」、馳星周の「ロスト・イン・ザ・ターフ」など名作はいくつもありますが、個人的には宮本輝の「優駿」が、最も記憶に残っています。

「優駿」は、第1回JRA賞馬事文化賞を受賞した作品です。作者は執筆に先立ち社台ファームに取材をしたそうで、作中には創業者・吉田善哉をモデルにした大牧場主も登場します。また、取材の過程で実際に馬主となったことで、みずから馬産業に深く関わっていきました。そのためか、他と一線を画したリアルな描写が楽しめます。

好きな競馬小説「優駿」の話 ~ネクラ女医の競馬日記No.14~の画像2

 ただ、現実のディティールに忠実でいながらも、エンタメとしてしっかり成立しているのが「優駿」の凄いところです。競馬を取り巻く恋愛、親子愛、策謀、そして生と死。極めてリアルな競馬描写と様々なフィクション的ドラマが無理なく噛み合った傑作なのです。ぜひ、読んでみてください。(ちなみに、映画化もされています。)

さかた

さかた

英国在住の競馬好きアラサー女医。学生時代はWINS場内スタッフのアルバイトをしながら、ウオダス世代の火花散るレースに脳を焼かれた。好きな競馬場メシは「梅屋」のモツ煮込み。鉄火場であおるビールは人生の道標。

好きな競馬小説「優駿」の話 ~ネクラ女医の競馬日記No.14~のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 「怒りの矛先は騎手でもいいよ」ダノンデサイル調教師の“横山典弘愛”が凄い!「競馬だから仕方ない」「最悪の流れ」呼び込んだ浜中俊の選択
  3. 武豊を激怒させた調教師が公開謝罪!? 「疑惑決着」のJBCレディスクラシック(G1)で地方馬初勝利の号泣調教師がテレビ出演
  4. 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?
  5. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  6. JRA横山典弘騎手「史上最悪のポツン」が日本の頂点に!? 断トツ最下位で「ダービーの冒涜」大批判を集めた馬がレイデオロと並ぶ
  7. 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
  8. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  9. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  10. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?