
武豊「痛恨の有馬記念」3着失格のホロ苦いデビュー…若き福永祐一も全敗の憂き目に遭った「魔境・中山」を知り尽くす伝説騎手のスプリングS(G2)注目馬!

「トリッキーなコース」と言われて、大多数の競馬ファンが最初に頭に思い浮かべるのは「中山コース」ではないだろうか。
最後の直線310mは東京・中山・京都・阪神の4大競馬場の中で最も短く、そのコース形態はローカル競馬場に近い。その一方で、ゴール前に設置された高低差5.3mの坂はJRA屈指の激坂であり、数々の競走馬がゴール前で涙を飲んできた。
まさに「独特」と言えるのが中山コースであり、関係者の間では「中山を上手くなるには、中山で乗るしかない」とまで言われている。
実際にマツリダゴッホなどで中山の大レースを勝ちまくった蛯名正義元騎手(現調教師)を始め、横山典弘騎手や田辺裕信騎手といった中山を得意としているジョッキーは、やはり関東所属が目立つ。逆に腕利きの関西の騎手が経験の少ない中山コースで痛い目を見るのは、決して珍しいシーンではない。
例えば、天才と言われる武豊騎手でさえ「中山デビュー」には苦い経験がある。
関西所属の武豊騎手が中山初参戦を果たしたのは、デビュー2年目の最終週だった。自身にとって初G1となった菊花賞(G1)を勝ったスーパークリークと共に有馬記念(G1)に参戦するためだ。
当日までに113勝を挙げ、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いがあった武豊騎手。しかし、期待された中山初参戦は全敗……。期待のスーパークリークに至っては3位入線も「他馬の進路を妨害した」として失格の憂き目に遭っている。また、ポスト武豊騎手と言われた関西No.2の福永祐一元騎手(現調教師)も、デビュー当初は中山で大苦戦……。初勝利を挙げるまでに7度の遠征を要した。
そういった傾向は、今週末17日に中山競馬場で行われるスプリングS(G2)でも如実に表れている。
先述した武豊騎手は東京の日本ダービー(G1)6勝を誇っているが、スプリングSはわずか1勝。1991年にシンホリスキーで勝利したのが最後だ。関西騎手だけに騎乗回数こそ少ないものの現在10連敗中である。
また一昨年に騎手大賞を獲得するなど、日本人現役No.1の川田将雅騎手もスプリングSは未勝利。2021年に1番人気に支持されたボーデンで敗れるなど苦戦が続いている。福永祐一元騎手に至っては、ついにこのレースを勝てないまま引退となってしまった。
では「一概に関西のジョッキーは軽視」かと言うと、そんなことはない。例えば2年前に勝った岩田康誠騎手や、3年前の池添謙一騎手らは、これがスプリングS2勝目だった。関西所属という意味ではM.デムーロ騎手も3勝と相性の良さを見せている。
この辺りが中山コースが一筋縄でいかない要因なのだろう。このスプリングSも過去10年で1番人気がわずか1勝と、毎年のように難解なレースになっている。中山コースは騎手だけでなく、馬券を買う競馬ファンにとってもトリッキーで難解なコースなのだ。
その一方、この中山コースで面白いように予想を当てまくっているプロ集団がいる。数多くの元競馬関係者が所属する情報集団『ワールド(WORLD競馬WEB)』だ。

『ワールド』といえば、昨年末の有馬記念(G1)でドウデュースの復活を予告して三連単4万2110円を大的中させたことで話題になったが、他にも京成杯オータムH(G3)で三連単3万3920円、オールカマー(G2)でも三連単2万4340円、ステイヤーズS(G2)では三連複7580円的中と、昨秋の中山の重賞レースを面白いように的中させていたようだ。
一体何故、『ワールド』はトリッキーで難解と言われる中山で抜群の実績を誇っているのだろうか。さっそく関係者に話をうかがってみたところ「お話しできる基本的な内容なら」とのことで許可をもらった。
「皆さんもご存じの通り、独特なコース形態となる中山ですが『独特』だからこそ、重視すべきはジョッキーも含めた中山適性です。
例えば、弊社が三連単3万3920円を的中させた昨年の京成杯AHですが、勝ったソウルラッシュは、これで中山3戦3勝。それも、すべて1600mというコース巧者でした。
また5番人気で2着したウイングレイテストは、当時の全体成績こそ30戦3勝という地味なものでしたが、こと中山に限ると9戦して【1.1.2.5】。8番人気で3着したミスニューヨークも中山では8戦して【4.0.1.3】と、絵に描いたような中山巧者でした」(ワールド関係者)
また、2着したウイングレイテストの松岡正海騎手や、3着ミスニューヨークのデムーロ騎手は中山重賞で抜群の成績を誇るジョッキー。そういった点も大きな強調材料になったという。

無論、これらは一般公開しても問題ないレベルの話であり、実際にワールドが掴んでいる情報はもっと深い。特に元JRA騎手として活躍した大西直宏氏が参加するようになってから、ワールドの中山実績は格段に上がったという。

それもそのはず。大西元騎手と言えば、かつてサニーブライアンとのコンビで1997年の皐月賞(G1)と日本ダービー(G1)を勝つなど、クラシックを席巻した伝説的な名手だ。関東所属ということもあって当然、中山コースを知り尽くしており、2004年にはカルストンライトオでスプリンターズS(G1)も制している。
さらに『ワールド』では、今週末のスプリングS(G2)でも【ダービージョッキー大西直宏の「今回こそ買うべき3頭」】と銘打ち、大西元騎手が予想を披露するという。それも無料で公開となるだけに、これを見逃す手はないだろう。
『ワールド』の関係者曰く「ここで買うべき盲点の穴馬を掴んでいる」という。スプリングSと言えば、2019年の23万馬券を皮切りに、現在5年連続で万馬券決着が続いているレース。『ワールド』、そして大西元騎手が推奨する3頭が高配当ゲットのキーホースになるかもしれない。
CLICK→特別無料公開!【ダービージョッキー大西直宏の「今回こそ買うべき3頭」】ワールド(WORLD競馬WEB)
※本稿はPR記事です。
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