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社台ファームがノーザンファームにトリプルスコアの惨敗? 馬主の世代交代と関係者の悲喜こもごも~衝撃のセレクトセール総括~

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 競馬においてレースがサラブレッドによる戦いであるならば、競りは馬主を頂点とする人間同士の戦いである。しかもその戦いで必要とされるのはシンプルに「資金力」のみであるから、ある意味弱肉強食の世界といえよう。

 7月10日から2日間にわたって行われた「セレクトセール」は、史上最高の173億2700万円という売上を記録して幕を閉じた。新規馬主のDMM.comの参入、5億8000万円馬の誕生、そして里見オーナーの16億円を超える爆買いといった一般受けするニュースが競馬サークルを駆け巡ったが、それ以外にもいくつか気になったことがあるので解説していきたい。

 その一つは以前にも増したノーザンファーム一強時代の到来である。かつてライバルであった同じグループの社台ファームとはもはや天地の差といわれるまでに、今回のセレクトセールはその差が浮き彫りとなったのだ。さらに社台ファームだけでなく他の牧場との差も顕著であり、もはや国内に敵なしの状況といえるだろう。

 社台グループとは長男吉田照哉氏が代表を務める社台ファーム、次男吉田勝己氏が代表を務めるノーザンファーム、そして三男吉田晴哉氏が代表を務める追分ファームの三つが中心となっている生産者グループだ。それぞれ社台グループの創設者である故吉田善哉氏から土地を引き継いで牧場を始めたのだが、今やディープインパクトやサトノダイヤモンドをターフに送り出したノーザンファームが断然の強さを誇っているのである。

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