真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.07.13 12:15

社台ファームがノーザンファームにトリプルスコアの惨敗? 馬主の世代交代と関係者の悲喜こもごも~衝撃のセレクトセール総括~
編集部

競馬においてレースがサラブレッドによる戦いであるならば、競りは馬主を頂点とする人間同士の戦いである。しかもその戦いで必要とされるのはシンプルに「資金力」のみであるから、ある意味弱肉強食の世界といえよう。
7月10日から2日間にわたって行われた「セレクトセール」は、史上最高の173億2700万円という売上を記録して幕を閉じた。新規馬主のDMM.comの参入、5億8000万円馬の誕生、そして里見オーナーの16億円を超える爆買いといった一般受けするニュースが競馬サークルを駆け巡ったが、それ以外にもいくつか気になったことがあるので解説していきたい。
その一つは以前にも増したノーザンファーム一強時代の到来である。かつてライバルであった同じグループの社台ファームとはもはや天地の差といわれるまでに、今回のセレクトセールはその差が浮き彫りとなったのだ。さらに社台ファームだけでなく他の牧場との差も顕著であり、もはや国内に敵なしの状況といえるだろう。
社台グループとは長男吉田照哉氏が代表を務める社台ファーム、次男吉田勝己氏が代表を務めるノーザンファーム、そして三男吉田晴哉氏が代表を務める追分ファームの三つが中心となっている生産者グループだ。それぞれ社台グループの創設者である故吉田善哉氏から土地を引き継いで牧場を始めたのだが、今やディープインパクトやサトノダイヤモンドをターフに送り出したノーザンファームが断然の強さを誇っているのである。
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆