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新潟大賞典(G3)1番人気「17連敗中」“魔物”立ち塞がるレーベンスティールより注目すべきはこの3頭!?【週末重賞ピックアップ】
![昨年の新潟大賞典を勝利したカラテ 撮影:Ruriko.I](/wp-content/uploads/2021/06/Ruriko.I_20210606_karate_sugawaraakira_12.jpeg)
4月27日からスタートした新潟開催。5月5日には、穴党垂涎の荒れるハンデ重賞・新潟大賞典(G3)が行われる。
現在、新潟大賞典は1番人気が17連敗中で、2番人気の勝利も2011年のセイクリッドバレーが最後だ。
昨年は左回りコース4連勝中だったスパイダーゴールドが1番人気に支持されたものの、まさかの15着と殿負けを喫している。ここまで続くと、1番人気の前に“新潟大賞典の魔物”が立ち塞がっているようにすら思えてくる。
今年“魔物”に魅入られる1番人気は?
レース前日の4日(土)13時現在で1番人気に想定されているのはレーベンスティール(牡4歳、美浦・田中博康厩舎)だ。3歳秋のセントライト記念(G2)で、皐月賞馬ソールオリエンスらに競り勝った実績を持つ。
昨年12月の香港ヴァーズ(G1)ではJ.モレイラ騎手を背に1番人気ながら、まさかの最下位8着。陣営も「能力を全く出していません。前走(セントライト記念)時と全く違う馬でした」とコメントするなど不可解な敗戦となった。
この中間は立て直しに注力したことが予想される。万全の状態で出走してくれば、優勝候補として上位人気に推されるだろう。しかし、その素質馬さえも“魔物”に魅入られる可能性があると考えるファンも多いはずだ。
こんな悩ましいレースを予想する上で参考にしたいのが現場の声だ。今回は有力候補ながらも激走が期待できる競走馬たちを紹介していきたい。
今年も1番人気の勝利を阻む!? 上位進出期待の有力候補
![ヨーホーレイク 撮影:Ruriko.I](/wp-content/uploads/2021/04/Ruriko.I_20210418_yohoreiku_50.jpeg)
前走で約2年以上ぶりに戦線復帰したヨーホーレイク(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)。
2022年に勝利した日経新春杯(G2)以来の出走となった今年の金鯱賞(G3)では、好位追走から粘って3着と好走した。
今回の稽古を見る限り、前走の疲れはなく、むしろ叩いたことで調子は上向いている。59kgとカラテの59.5kgに次いで重い斤量を背負うことになるが、管理する友道師も「チャンスはあるはず」と前向きに語っている。
一部のファンから行方不明疑惑もささやかれたエフフォーリア、タイトルホルダー世代の実力派。走ることができなかった約2年間の無念を胸に秘め、復活のVを狙う。
![キングズパレス 撮影:Ruriko.I](/wp-content/uploads/2022/04/220417_kinguzuparesu_03.jpg)
芝中距離で存在感を示しているキングズパレス(牡5歳、美浦・戸田博文厩舎)は、約1年半ぶりとなる重賞挑戦に燃えている。
1年前に2勝クラスを勝利後、3勝クラスでは長らく2200m以上を走り、3戦連続2着など惜敗が続いていた。しかし、前走の美浦S(3勝クラス)で2000mに距離短縮すると、これが功を奏して待望の勝利を手にしている。
間隔を開けずに使って、今週の追い切りも調整程度の軽いもの。それでもスタッフは「馬体の雰囲気、精神面も安定している」と状態には太鼓判を押している。
相手が強化された重賞の舞台でどれだけ戦えるのか。今後の試金石となりそうだ。
![ノッキングポイント 撮影:Ruriko.I](/wp-content/uploads/2030/10/Ruriko.I_20231022_nokkingupointo_kitamurahiroshi_261.jpeg)
昨年の新潟記念(G3、芝2000m)覇者ノッキングポイント(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)は得意の舞台で重賞2勝目を狙う。
前走は金鯱賞で4番人気ながら12着。人気を裏切る結果となってしまった。それだけに陣営はここから巻き返したいという思いが強いようだ。
その期待に応えるかのごとく、ノッキングポイントは帰厩後、グングン調子を上げており「毛ヅヤ、健康状態ともに前走よりも良くなっている」とスタッフもテンションが高い。騎乗するのは杉原誠人騎手。テン乗りとなるが、調教で手応えを掴んだようで『結果を出したい』と意気込んでいたという。
結果を出している舞台で再度飛躍するきっかけを掴みたいところだが……。
3連単の配当額が10万超えすることも珍しくない新潟大賞典。今年こそは1番人気が勝利して連敗をストップするのか、また“魔物”にやられてしまうのか……。発走は5月5日、15時20分を予定している。
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