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ワグネリアンの「鬼脚」に一抹の不安!? 中京競馬場の「最速記録」を叩き出す異次元の勝利も「東京」記録保持者の”醜態”が……

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 確かに2歳馬が上がり3ハロンで32秒台を記録することは稀であり、間違いなく一定の能力の裏付けにはなっているようだ。例えば、一昨年の東京スポーツ杯2歳S(G3)で上がり3ハロン32.9秒を記録したスマートオーディンは、このレースを含め重賞3勝と世代屈指の切れ者として大活躍した。

 したがって勝ったワグネリアン、2着のヘンリーバローズ共に、まずは来年のクラシック戦線に向けて強烈なインパクトを残したといえる。だが、これがそのまま来年の日本ダービーまで直結するのかと問われると、そこには”一抹の不安”がありそうだ。

「私もこのレースを観ていましたが、この2頭の能力が抜けていましたね。特に中京競馬場の記録となったワグネリアンの末脚は、この時期の2歳新馬で記録しただけに驚異的です。順調にいけば、まず間違いなく来年のクラシックを賑わしてくれる存在になるでしょう。

 ただ、気になるのは、やはりレースが異常なほどのスローペースだったことですね。ワグネリアンやヘンリーバローズが類稀な瞬発力の持ち主だということはわかりましたが、レースレベルが上がってペースが速くなった時にどこまで対応できるのかは不透明です。今年のプロディガルサンのようにならなければいいですが……」(競馬記者)

 ドバイターフ(G1)を勝ったリアルスティールの弟として注目されているプロディガルサンは、今年2月の東京新聞杯(G3)で上がり3ハロン32.0秒という驚愕の瞬発力を披露。なお、この上がりタイムは数多くのG1が開催される東京競馬場での歴代最速となり、大きな注目を集めた。

 しかし、肝心のプロディガルサンは次走の金鯱賞(G2)で2番人気に支持されるも、自慢の末脚は影を潜めて7着に惨敗。それどころか1600万下に降格し、満を持して挑んだ前走では単勝1.8倍に支持されながらも敗れている。これには周囲の関係者だけでなく、ファンも「あの時の末脚は一体……」と首を傾げるばかりだ。

 来年のクラシックに向け、驚異的な瞬発力を持つ良血馬2頭が現れたことは素直に喜ばしい限り。だが、あまりにも鮮烈なデビュー戦だっただけに、来年の今頃に「あの時の末脚は一体……」と言っていなければ良いが……。

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