GJ > 競馬ニュース > アスコリピチェーノ酷量は避けられず?
NEW

アスコリピチェーノ「異例」の京成杯AH(G3)始動もハンデ酷量は避けられず? 過去にあった超大物3歳馬の出走

2歳女王アスコリピチェーノ
2歳女王アスコリピチェーノ 撮影:Ruriko.I

2歳女王アスコリピチェーノが京成杯オータムH(G3)参戦

 先週、サマーマイルシリーズに激震が走った。

 11日に行われた第3戦・関屋記念(G3)でトゥードジボンが第1戦・米子S(L)に続く連勝を果たし、大きくリードを広げた今年のサマーマイルシリーズ。

 残すは9月8日の京成杯オータムH(G3)のみとなったが、第2戦・中京記念(G3)を勝ったアルナシームは、すでに10月の富士S(G2)へ進むことが発表済。トゥードジボンも秋を見据えているため、あとは米子S、関屋記念で共に2着だったディオ(出否未定)が京成杯AHに出走し、勝てば逆転優勝という状況だ。

 そういった意味でも重要度がさらに増した今年の京成杯AHだが、思わぬ大物の参戦が決定した。昨年の2歳女王アスコリピチェーノ(牝3歳、美浦・黒岩陽一厩舎)である。

 アスコリピチェーノは昨年、デビュー3連勝で12月の阪神ジュベナイルF(G1)を制覇。それだけなく、今春の桜花賞(G1)、NHKマイルC(G1)でも2着した世代のトップマイラーだ。特に前走のNHKマイルCでは最後の直線で不利を受ける痛恨のレース。最後はジャンタルマンタルに2馬身半差をつけられたが、スムーズならもっと際どかったはずだ。2歳女王の輝きは、まったく失せていない。

 本来であれば、11月のマイルCS(G1)に直行してもおかしくない存在。仮に前哨戦を使うにしても、G2の毎日王冠や富士Sが妥当だろう。毎年、サマーマイルシリーズを戦った一流マイラーたちが最後の勝負に出る京成杯AHだが、今年は若き女王が大本命になるはずだ。

 ただし、京成杯AHはその名の通りハンデ戦だ。アスコリピチェーノはまだ3歳の上、牝馬だが、それでも酷量が課されることは避けようがない。2008年に2歳王者のゴスホークケンが出走した際のハンデは54キロだったが、あまり参考にはならないだろう。

 3歳馬不在の年も珍しくない京成杯AHだが、実は過去にアスコリピチェーノに匹敵する超大物3歳馬の出走があった。1995年の皐月賞馬ジェニュインである。

同年の皐月賞馬が、まさかの京成杯AH出走

 2歳時こそ特別目立った存在ではなかったが、3歳になって3連勝で皐月賞(G1)を制覇。続く日本ダービー(G1)でも2着した、紛れもない世代のトップホースだ。当時、春のクラシックでこれほどの成績を残した馬は、最後の一冠・菊花賞(G1)に進むのが当然といった風潮だっただけに、この超大物の京成杯AH参戦はちょっとした話題になった。

 ちなみに今年も皐月賞馬のジャスティンミラノが挑戦を表明するなど、今でこそ常識となった3歳トップホースの天皇賞・秋(G1)参戦だが、バブルガムフェローが3歳初制覇の歴史を創ったのは、この翌年である。前年のジェニュインはサクラチトセオーに敗れて2着だった。

 その上でアスコリピチェーノのハンデについて最終結論を述べると、このジェニュインの京成杯AHのハンデは57.5キロだった。仮に2頭の実績が互角とすると牝馬換算で55.5キロとなるが、JRAは昨年に全体的な斤量を実質1キロ増量することを発表していることから56.5キロが妥当といったところか。

 ハンデは相手次第で上下するので、アスコリピチェーノのハンデは56~57キロの範囲に収まりそうだ。3歳牝馬にとっては酷量に違いないが、これなら本馬の優位は動かないだろう。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

アスコリピチェーノ「異例」の京成杯AH(G3)始動もハンデ酷量は避けられず? 過去にあった超大物3歳馬の出走のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 景気も関係ない日本経済の”桃源郷”。毎年2日間で売上げ100億超えを誇る日本一の競走馬セリ市『セレクトセール』には外国の王族もご来店
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. 【函館記念】ミスターシービー世代「超個性派」の大駆けから41年、難関ハンデ重賞で“鉄則”から導いた狙い目は【東大式必勝馬券予想】
  4. 横山典弘「調教師は諦めた。もうずっと騎手でいく」引退も噂された大ベテランが3度目のダービー優勝!「将来性を断たなくて良かった」の言葉にファンもしみじみ?
  5. 怪物オグリキャップに二冠馬ミホノブルボン、世界最強馬イクイノックス…常識の埒外から現れた「マイナー血統馬」の活躍こそ競馬の醍醐味【競馬クロニクル 最終回】
  6. 「上村先生やったらしゃあない」最高額1億円馬は熱血調教師の“情熱爆発”で誕生!? ベラジオオペラ陣営の爆笑エピソード【特別インタビュー】
  7. 「94連敗」の苦い過去も……新種牡馬たちの光と影
  8. JRA ゲーム会社から駐車場で有名な会社まで……、バラエティ豊かな馬主の本業! セレクトセール大量投資のあの人や、有名企業経営のあの人をピックアップ!
  9. JRA武豊×キーファーズの快進撃が止まらない!? 大器ドウデュース「内容的には完勝」の2連勝で、無敗牝馬ロンと来年のクラシック席巻か
  10. キセキ試行錯誤の1年も「武豊不在」が痛恨!? 父ルーラーシップが残した伝説の3連発…… 有馬記念(G1)「逃げ濃厚」も台無しの可能性