札幌記念(G2)2年連続敗退ヤマカツエースは夏に弱いのか? 最大のバロメータ「馬体重」が示す密接な関係と、秋のG1制覇を占う「2つ」の意味

20日に札幌競馬場で開催される第53回札幌記念(G2)。新たにC.ルメール騎手を迎えたエアスピネルや3度のG1・2着があるサウンズオブアースなど、今年も秋G1を見据えた骨太のメンツが揃ったが、1番人気の座は重賞5勝を誇るヤマカツエース(牡5歳、栗東・池添兼雄厩舎)が譲らないだろう。
通算重賞5勝中、4勝が2000m。さらには今春の大阪杯(G1)でも3着と、現役でも屈指の「2000mのスペシャリスト」となるヤマカツエース。しかし、この札幌記念はこれまで2度の挑戦で4着、5着と今一歩の成績だ。
いや、本馬の2000mの重賞実績が[4.0.2.4]であることを踏まえれば、ここまでの相性は決して良いとは言えないだろう。
一説には「夏に弱いのでは」という説もある。確かに6月から8月終わりまでの通算成績は[1.0.1.5]と1勝を上げたのは、2歳の未勝利戦だけという散々な成績だ。馬は基本的に暑さに弱く、夏は得意な馬と、そうでない馬で明暗が大きく分かれることもある。通算の実績から、ヤマカツエースが後者である可能性は否めない。
その真偽はともかく、注目すべきは「馬体重」だ。
陣営が「宝塚記念の疲労が残っていた」と話していた昨年の札幌記念の馬体重は、前走から-10kgと大きく落ち込んでいた。本馬に限らず、夏の急激な馬体重の減少は「夏負け」した馬によく見られる現象でもある。
実際に2年前の夏競馬でも5月のNHKマイルC(G1)以来の出走となった函館記念(G3)で-10kg、続く札幌記念でも-4kgと体重を減らし続けている。着順こそ3着、4着と大きく落としたわけではないが、その後の富士S(G3)13着大敗は夏に無理した反動である可能性もありそうだ。実際に、そこから馬体重を+8kg回復した福島記念(G3)では見事勝利している。
以上から、この馬は馬体重が調子の良し悪しを判断する重要なバロメータになっているようだ。
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