真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.08.23 08:29
武豊騎手が交流重賞「完全制覇」まで、あと5つ。地方競馬で”神騎乗”を繰り返す天才のカウントダウンに「最後」まで残りそうなのは……
編集部
王道のダート2000mのレースなので一見、武豊騎手のお手馬でいえばコパノリッキーやアウォーディーが仮に出走すれば、あっさり勝ってしまう可能性が高いようにも見える。
しかし、このマーキュリーCは何故か武豊騎手にとって不思議と”縁”のないレースでもある。何度も挑戦しては敗れているというわけではなく、2011年に2着に敗れてからはここ6年間、出場すらしていない。
何故なら、おそらく同レースのほぼ3週前に同距離のG1帝王賞が開催されているからだ。つまりコパノリッキーやアウォーディーといった、同レースを簡単に勝てそうな馬は、基本的にそちらへ出走するということなのだろう。
帝王賞を5勝している武豊騎手がマーキュリーCに未だ手が届いていない理由は、まさに「そこ」にあるというわけだ。
また、歴代の勝ち馬を見ると、かつて武豊騎手が主戦を務めていたカネヒキリの名がある。G1を7勝するほどの名馬だったカネヒキリは、2010年のこのレースを5馬身差で楽勝しているが、鞍上は横山典弘騎手だった。
カネヒキリには3歳春以降ずっと騎乗していた武豊騎手だが、本馬が6歳のジャパンCダート(G1、現チャンピオンズC)に出走する直前、武騎手が落馬骨折。代役にはC.ルメール騎手が選ばれ、見事7つ目のタイトルを手にすると以後、武豊騎手が本馬に騎乗することはなかった。
カネヒキリがマーキュリーCを楽勝したのは、その翌年のことである。
このように”運命的”にも、何故か縁がなさそうなマーキュリーC。いつでも勝てそうで、意外に勝てない同レースが、武豊騎手の歴史的大偉業の「最後の砦」になる可能性は高そうだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!