GJ > 競馬ニュース > 2歳「608kg」の巨漢  > 2ページ目
NEW

2歳「608kg」の巨漢がJRA最高記録を達成! 規格外の”スケール”を持つハギノグランデが「あと32kg足りない」理由

【この記事のキーワード】, ,

 10頭立てのダート1800mで行われたレースは、各馬大きな出遅れもなくスタートしたものの、大外枠から飛び出したハギノグランデは「雄大な走り」というには幾分”ノッシノッシ”という感じでダッシュが付かない。松若風馬騎手の肩ムチも空しく、そのまま最後方へ。結局、最後の直線で追い上げたものの7着に敗れた。

 体が大きいせいもあるのだろう。すべての動作がおっとりしているように見え、それは体は人一倍大きいが運動が苦手だった子供の頃の友人を想起させ、走りには愛嬌すら感じさせる。だが、残念ながら競走馬としてはあまり向いていないのかもしれない。ネット上では、早くも「ばんえい競馬で見てみたい」という声も上がっている。

「最初はレースに戸惑っている感じでしたが、最後の追い上げはよかったですよ。これだけ大きな馬ですが、まだまだ成長の余地を残しているようで、陣営からは『もっと肉がついてほしい』という声が聞こえてくるとか……。

 血統的にも近親に秋華賞2着のパールコードがいるなど、可能性を感じさせる馬。まだまだこれからですし、競走馬としてはもちろん、JRAの”記録保持者”として今後も注目されるでしょうから頑張ってほしいですね」(競馬記者)

 父ヴィクトワールピサの引退レースが520kgで、母メイルストロームも牝馬ながらに534kgと、かなり大柄な馬だった。その間に生まれたハギノグランデは”大型家族”の中でも、さらに大きく生まれたようだ。ちなみに兄にはロッジポールパインというサウスヴィグラス産駒がいるが、今年1月の出走時には540kgを記録するなど、やはり大型馬である。

 そして何よりもJRAの新記録を叩き出した以上、ハギノグランデには是非とも超えてほしいと期待されている大きな……文字通り、本当に”大きな”壁がある。

 それこそがJRAの最高体重記録保持者のショーグンである。

 その名の通り「将軍」に由来を持つ本馬は、2015年の1月出走時に640kgを記録。これが現在のJRA最高記録となっている。すでに歴史に名を残すこととなったハギノグランデでさえ608kgと、あと32kgの上積みが必要という大変な記録だ。

2歳「608kg」の巨漢がJRA最高記録を達成! 規格外の”スケール”を持つハギノグランデが「あと32kg足りない」理由のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  2. J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
  3. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  4. 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  5. “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
  6. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  7. JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
  8. テーオーロイヤル、ドゥレッツァの骨折も無関係ではない!? タイムトライアルのような京都の高速馬場…宝塚記念前の「怪時計連発」に懸念の声
  9. ナミュール、マスクトディーヴァは大丈夫?高速馬場の「カラクリ」に要注意…歴代最高「2070万馬券」の大波乱はなぜ起きた【ヴィクトリアマイル】
  10. 【ヴィクトリアマイル】ソダシ、ソングライン、ナミュールの激走を見抜いた“マイル三冠王”が今年も完全制覇へ自信の一手!マスクトディーヴァの取捨は?