真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.11.28 07:54
キタサンブラックは「本当に落鉄していた」のか? 決定的な「証拠写真」と共に3つのメディアが示した見解と真相
文=浅井宗次郎

26日に行われたジャパンC(G1)で3着に敗れたキタサンブラック(牡5歳、栗東・清水久詞厩舎)。
レース後、武豊騎手が「左前脚を落鉄していたのがわかったので、とにかく残念」と言えば、清水久詞調教師も「左前脚の落鉄を見つけました。仕方がない」と、陣営が仕切りに左前脚の落鉄を敗因に上げた。その結果、キタサンブラックは「王座陥落の敗者」ではなく、「悲運の王者」として取り上げられた。
しかし、実はあれから1日経ったところでキタサンブラックは「本当に落鉄していたのか」ということが”疑惑”として取り沙汰されている。
その可能性をいち早く指摘したのが、27日付の『スポーツ報知』だ。落鉄がなかったと明記されていたわけではない。だが記事には「左前脚の落鉄。ゴール直後は装着しているようにも見えるが」と確かに記載されている。
その後「レース中から予兆があり、レース後に完全に取れた可能性がある」とフォローが入っている。だが、少なくとも各メディアがレース当日に報じ、同時に多くのファンの認識にもなった「キタサンブラックは、レース中に落鉄した影響で敗れた」という情報には否定的な見解となっている。
無論、記事中にも「ようにも見える」と記されているように、これだけでは記者の主観や錯覚という可能性もある。これでさすがに”疑惑”と断定するのはフェアではないはずだ。
だが、この見解に追随したメディアがある。大手スポーツ誌のweb版となる『NumberWeb』(文藝春秋)だ。
27日に配信された島田明宏氏の『沸騰! 日本サラブ列島』によるとレース直後、武豊騎手が「どこでやったのかはわからないけど、ゴールしてから、『あれ?ちょっと伸びなかったな』と違和感があったので、確かめてもらったら落鉄していた」と話したという。
PICK UP
Ranking
5:30更新
交通事故で乗り合わせたすべての馬が死亡……度重なる危機を奇跡的に乗り越え、最後は年度代表馬に。人知を超えた「奇跡の馬」サンデーサイレンス【前編】
競馬版『無限の住人』!? 米最高峰の舞台に立った「独眼竜」馬に熱視線も、意外と多い「隻眼の強豪」
有馬記念(G1)武豊「ウイニングラン」も残酷な結末! スペシャルウィーク、グラスワンダーが激突した1999年…… 最強世代の意地を懸けたラストバトル- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
















