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香港ヴァーズで2年連続「キセキ」が起こる!? 打倒ハイランドリールへ陣営がM.デムーロ騎手に「絶対に伝えておきたい情報」とは

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 一昨年のこのレースの覇者であり、昨年もサトノクラウンに足をすくわれたものの、3着以下には6馬身以上の差をつけたハイランドリール。欧州だけでなく、米国、香港と世界中をタフに飛び回り、ここまで6つのG1勝ち。それも世界的な価値のあるレースばかりだ。

 今年の香港ヴァーズの前売りでもウィリアムヒル社のオッズではキセキを抑え、抜けた1番人気に支持されている。ここ最近は3連敗中だが、それでも4着、3着、3着。例えやや下降線を辿っていたとしても、その”壁”を越えることは容易ではない。

 唯一の不安点があるとすれば、馬場が渋った時か。ここまでのG1競走6勝をすべて良馬場で上げている本馬。対して、馬場が雨の影響を受けた際はいずれも敗れており、陣営もしきりに「良馬場でやりたい」と話している。

 対して、キセキは重馬場で好成績を残しているルーラーシップ産駒。基本的にはこちらも軽い良馬場でキレを発揮するタイプだが、不良馬場の菊花賞を勝ったように雨が降っても問題なさそうな可能性は高い。

 それに父の唯一のG1タイトルが、今回の舞台シャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世C。キセキにとっては初の香港遠征となるが、馬場適性は期待できそうな下地が揃っている。

 この秋、G1騎乗機会10戦連続3着以内と大爆発したデムーロ騎手。ジャパンCの敗戦でその記録は途絶えてしまったが、先週のチャレンジCをしっかりと勝利。1週間で6勝を積み上げ、依然、好調期間は続いていると見て間違いないだろう。

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