真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.12.11 08:21

JRAも武豊「G1完全制覇」を応援!? 朝日杯FS(G1)アサクサゲンキが「第2のキタサンブラック疑惑」を生むかもしれない理由
編集部
しかし、レース後に武豊騎手が「1400mでもいいレースをしてくれた」と語ったように結果は3着と、大きく崩れなかった点は評価できる。それも外枠からのスタートで前に壁が作れず、終始掛かり気味の厳しいレース。武豊騎手が「ベストは1200mかなという感じ」と語る通り、気性面でまだまだ若さがあり、それが距離延長への最大の課題となっているようだ。
ただし、血統的にはマイルをこなしてもおかしくはない。
父のストーミーアトランティックは、産駒のストーミーリベラルが今年の米ブリーダーズCターフスプリント(G1)を優勝。先日の香港スプリントにも出走を果たしているように、一流のスプリンターを輩出しているスピード型の種牡馬だ。
しかし、日本では本馬以外に目立った活躍馬がいないものの、シベリアンバードがNHKマイルC(G1)で4着するなどマイルまでは守備範囲。また米国産のアップウィズザバーズが1800mのジャマイカH(G1)を制覇。日本のジャパンC(G1)にも出走するなど、決してすべての産駒が短距離に偏っているわけではない。
その点、本馬の母Ameliaの父ディキシーランドバンドは母父として菊花賞馬のデルタブルースや、菊花賞2着のサウンズオブアースなどを輩出している。父がタピットに替わる姉のラビットランがローズS(G2)を勝利していることを始め、兄弟は中距離が主戦場になっていることからも一定のスタミナを感じさせる母系だ。
したがって、アサクサゲンキの距離延長による不安点は、身体面というよりも気性面に課題があるといえる。逆に述べれば、折り合いさえつけばマイルをこなす可能性は決して低くないということだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬