
【有馬記念(G1)展望】キタサンブラック「最終決戦」に最強ライバルが集結!競馬界の次代を担う「4強」対決を制するのは……
シュヴァルグラン(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)

ファン投票数:66,102票 第5位
今年度の主な勝ち鞍:ジャパンC(G1)
シュヴァルグランにとってのキタサンブラックは、まさに追いかけるべき背中であった。昨年の阪神大賞典(G2)で重賞初制覇を飾り「最大の上がり馬」として挑んだ初G1、天皇賞・春でキタサンブラックと初対戦。だが、一度も並び掛けることもできずに敗戦した。
さらに今年の天皇賞・春では、前走で完敗したサトノダイヤモンドに先着する渾身の走りを見せるも、キタサンブラックの”背中”は遥か前方。世界レコードで3200mを走破され、絶対の自信持つ長丁場で完膚なきまでに叩きのめされた。
そんな中、シュヴァルグランが王者キタサンブラックを上回っているものが晩成の成長力だった。
それはキタサンブラックが3歳春のクラシックから一線級で走り続け、秋には菊花賞馬に輝いた一方、シュヴァルグランはクラシック出走の壁にぶつかり、下積みのまま3歳シーズンを終えたことからも明らか。同世代ではあったが、2頭の間には確かな成長曲線のズレがあった。
そして、これまで交わることのなかった2頭の曲線が交わったのが、前走のジャパンCだ。5番手に付ける積極策に出たシュヴァルグランは、最後の直線でキタサンブラックの背中をついに捉えた。待っていたのは悲願のG1初制覇であり、現役馬の頂だった。
有馬記念は父ハーツクライが、やはり王者のディープインパクトを下し、現役馬の頂点に立った舞台。一度掴んだ王者の椅子を、簡単に手放すわけにはいかない。再びキタサンブラックを破り、最強の証明をしてみせる。
スワーヴリチャード(牡3歳、栗東・庄野靖志厩舎)

ファン投票数:28,242票 第16位
今年度の主な勝ち鞍:アルゼンチン共和国杯(G2)、共同通信杯(G3)
頂きの姿は、すでにはっきりと見えている。この秋、旋風を巻き起こしている「強い3歳馬」を代表して、スワーヴリチャードがクリスマス・イブの決戦に「世代交代」の鐘を鳴らしに行く。
今春の日本ダービー(G1)で3/4馬身だけ前を走っていたレイデオロが、ジャパンCで勝ったシュヴァルグランに食い下がり、キタサンブラックを破る2着。それだけを見ても本馬の力が、この頂上決戦でも通用することは明らか。
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