GJ > 競馬ニュース > 「3歳馬」勝利確実!?  > 2ページ目
NEW

今年の有馬記念(G1)「3歳馬」勝利確実!? 最強スワーヴリチャードが”世代交代”を告げる「有馬記念の法則」とは

【この記事のキーワード】, ,

「この馬の場合、今回の最大の課題は中山コースへの対応でしょうね。右回りに課題があり、唯一連対を外したレースも中山の皐月賞でした。

ハーツクライの産駒らしく走りは雄大で、如何にも東京向きといった感じ。ダービーでややもたついてレイデオロを差し損ねたように、エンジンの掛かりが遅いのも、中山では気になりますね。決して器用な馬ではありませんし、馬群の中でごちゃつく展開になれば最悪、何も出来ずに敗れる可能性すらあります」(競馬ライター)

 確かに皐月賞のレース後には、鞍上の四位洋文騎手、庄野靖志調教師ともに「ずっと右手前で走っていた」と口を揃えている。

 実際に、この秋もシュヴァルグランがジャパンCを勝利するなど、今やディープインパクト、キングカメハメハに次ぐ「第3の種牡馬」としての地位を固めつつあるハーツクライだが、実は国内のG1制覇はすべて「東京コース」に限られているのが大きな特徴だ。ダービー2着の本馬も、東京コースがベストであることは明らかだろう。

 しかし、先週行われた有馬記念の1週前追い切りでは、確かな進境が見られた。

 栗東のCウッドコースを6ハロン79.0秒、ラスト11.8秒という破格の時計で走り抜けたスワーヴリチャード。跨ったデムーロ騎手も「とても良い」と手放しで称賛。そして何よりも「手前を替えていたし、右回りも気にならない」と好感触を掴んだことは大きい。

 ただ、これでレースは大丈夫と全幅の信頼を置くのは、やや早計か。本馬に限らず、調教で出来ていたことが、本番で出来ない馬は数多くいる。手前替えに不安がある以上、意図的に外々を回る展開になる可能性もありそうだ。直線の短い中山で、強敵相手にそれではさすがに厳しい。

 とはいえ、来年に控える春古馬3冠はすべて右回り。ここは本馬にとって”サウスポー返上”に向けた、極めて重要な試金石となりそうだ。年間G1最多勝記録の更新が掛かるM.デムーロ騎手の手綱にも要注目だろう。

今年の有馬記念(G1)「3歳馬」勝利確実!? 最強スワーヴリチャードが”世代交代”を告げる「有馬記念の法則」とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA最高獲得賞金・テイエムオペラオー「行方不明」の実態。DQNファンの度重なる”異常行動”にゴールドシップやオグリキャップなど被害続々……
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. JRA高松宮記念(G1)浜中俊「もういいでしょ」若さ故の過ちから4年! 苦い経験を活かす絶好のチャンス、「被害者」武豊から託されたレシステンシアと重なるアノ馬
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. JRA崖っぷちジョッキー関西編~四位洋文・小牧太・鮫島良太・柴田未崎ほか~
  8. JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!