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武豊エアスピネル「関係」破局? 昨年から続くオーナーサイドとの”確執”深刻化……2018年「始動戦」決定も鞍上不明

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 昨年はリーディングこそ10位に終わったが、C.ルメール騎手、M.デムーロ騎手に次ぐ重賞13勝を上げるなど、大レースでの存在感が際立っていた武豊騎手。

 ただ、その象徴的な存在となっていた盟友キタサンブラックが引退。”キタサンロス”の影響は大きく、今年は長年競馬界を牽引してきたレジェンドにとって「正念場」となることは間違いないだろう。

 牡馬クラシック路線には、年末のホープフルS(G1)で2着したジャンダルムや、京都2歳S(G3)で後のホープフルS勝ち馬タイムフライヤーを退けたグレイルなど、頼もしい存在が控えている。だが、それらがキタサンブラックの穴を埋めるのは、早くとも秋以降だ。

 そんな中、昨年重賞2勝と貴重な戦力だったエアスピネルとのコンビ継続も「怪しい雰囲気」を帯び続けているようだ。

 思えば、昨年の年始に武豊騎手が、キタサンブラックと並ぶ「期待の1頭」として挙げたのがエアスピネルだった。

 京都金杯(G3)で約1年2カ月ぶりの勝利を上げるなど、幸先のいいスタートを切ったエアスピネルと武豊騎手。だが、G1制覇を至上命題に掲げてマイル路線を選んだ昨春は、安田記念(G1)でやや不完全燃焼な競馬に終わるなど悲願達成ならず。

 その辺りから、母エアメサイアから続く名コンビに”陰り”が差してきた。

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