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JRA「最も難解な騎手」横山典弘の10馬身差圧勝に絶賛の嵐! 競馬ファンを悩ませる”神出鬼没”武豊を超える奇才の「狙い時」とは

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「少し前ですが、ジェンティルドンナが敗れた2014年の京都記念(G2)を思い出しました。

あの時も横山典騎手のデスペラードが逃げていたんですが、勝負所で早々に後続に捕まり、一度は先頭を譲りました。本来なら絶望的な展開のはずが、最後の直線に入ってもデスペラードの脚色が衰えず、逆に捕まえに行ったトゥザグローリーやジェンティルドンナが後続に飲み込まれる展開に……。自分の頭の中は『?』で一杯でしたよ。

そのまま武豊騎手のトーセンラーの猛追も封じて勝ち切った時には、改めて『このジョッキーは天才かも』と思ったのを覚えています」(競馬記者)

 その際にジェンティルドンナに騎乗していた福永祐一騎手は、後に『netkeiba.com』で連載するコラム内で、横山典騎手ならではの騎乗に関して「勇気と覚悟が必要で、誰にでもできることではない」と手放しで称賛している。

 ただその一方で、まるでやる気がないかのごとく後方「ポツン」のまま惨敗することもある横山典騎手は、馬券ファンにとっては最も買い辛い「よくわからない騎手」といえるだろう。「武豊以上の天才」と呼ばれる所以は、そういった凡人には理解できないような騎乗をすることでも知られているからだ。

 しかし、今回のハイランドピークに関しては、ここ4戦ずっと息子の横山和生騎手が騎乗していた。そこからの乗り替わりだけに、横山典騎手としても「ここは1つ、お手本を見せてやる」と言わんばかりの意気込みがあったのかもしれない。

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