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武豊×キーファーズ「仏挑戦」の意義。オーナーと陣営が見据える「野望」とは

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 ディープインパクトに海外血統の牝馬をつけた若駒を購入したのは、松島正昭氏の”自分の馬を海外競馬で走らせたい”というこだわりがあったため。ディープインパクトの血統にこだわったのは、松島氏が武騎手に惚れ込んでいるためであり、松島氏はすべてのレースを武騎手に依頼している。その松島氏の夢が「武豊騎手の手綱で、凱旋門賞へ行く」というもので、実際にジェニアルの購入後にコメントしている。この2頭のうち、ジェニアルのほうに欧州の血統が入っているため、松島氏はこちらに期待を寄せているようだ。ディープインパクト産駒の馬で武騎手が凱旋門賞を走る、その夢を叶えるための遠征なのか。

 しかし、2頭とも松永厩舎で調教され、国内を走っているが戦績は今ひとつ。

 ラルクはデビュー戦こそハナを切って逃げ切り勝ちだが、2戦目でシンザン記念(G3)を惨敗してから勝てないレースが続く。1000万下クラスに上がっても、4歳で500万下クラスに降級しても勝てない。だが中距離戦で控える競馬をしていたのを、長距離戦を使い新馬戦の時のように逃げるレースに変えてみたところ、2馬身1/2で逃げ切り勝ち。1000万下クラスに再昇級し、次走も逃げて2着を確保。フロックではないことを示した。5歳となってやっと力を出し始めた感じである。

 ジェニアルは、体質が弱いためかデビュー戦から3連敗。将来を見据えて長い距離ばかり使ってきたが、芝1400mを使ったところ上がり最速であっさり勝ち上がる。500万下クラスも1戦で勝ち上がり、1000万下で足踏みも6月に500万下クラスに降級予定だったが、今回この制度を使わずにフランスへ遠征となった。

 いずれもこの2頭にそれほど目立った活躍はない。

「2頭とも母が海外の活躍馬なので、馬場適性はあると思います。ですから早く海外の競馬を経験させて慣れさせたい、というのはあると思います。それとは別に、ジェニアルの母がフランスで活躍した牝馬ですからお披露目の意味合いもあるようです。

松永調教師は『ラルクは現役を終えたら欧州馬と種付けをする予定』とも語っていますから、ゆくゆくはフランスでディープインパクトの血が入った仔を輩出し、フランスでデビューして凱旋門賞を目指すことをオーナーサイドは考えていると思います」(海外競馬ライター)

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