GJ > 競馬ニュース > モレイラ騎手「不合格」!?  > 2ページ目
NEW

JRAモレイラ騎手「不合格」!? 数々の”悲劇”と”矛盾”を生んだJRA騎手試験に見られる「政治色」に潜む罠

【この記事のキーワード】, ,

 野元氏が語る「政治色」を簡潔に述べると、JRAの騎手免許試験の合否には試験の出来だけでなく、競馬ファンや、既存のJRA騎手を始めとした「競馬関係者らの意見」も大きな影響を与えている可能性があるといったものだ。

「実際に安藤勝己氏が地方騎手として、初めてJRAの騎手免許試験を受けて際は、不合格となりました。

しかし、当時すでに安藤氏はJRAで156勝を上げていただけでなく、3年連続でJRAの重賞を勝っていた存在。そんな『誰が見てもわかる腕利きが、試験に落ちるのはおかしい』とメディアやファンから猛反発があり、JRAは翌年からの試験のルールを大幅に緩和することとなりました。俗にいう”アンカツルール”ですね。

さらに2013年にはデムーロ騎手が外国人騎手として、初めて騎手免許試験を受けた時も、JRAはやはり不合格としています。

デムーロ騎手が短期免許時代に積み上げた実績は、述べるまでもなく日本人のトップジョッキー以上のものでしたし、この時も『デムーロが落ちるとは、試験そのものに問題があるのでは』という疑問や不満が、メディアやファンから噴出しました。それを受けてかは定かではありませんが、翌年デムーロ騎手はルメール騎手と2人で見事合格となった経緯があります」(競馬記者)

 前出の記者の話によると、デムーロ騎手が騎手免許試験を受けることが決まった際には、騎手を中心とした現場の関係者から、相当な反対意見があったようだ。

 それがデムーロ騎手の”一発合格”をふいにしたのかは定かではないが、最終的にデムーロ騎手はルメール騎手が合格した際は、川田将雅や福永祐一、岩田康誠といった日本のトップ騎手たちは「影響は避けられない」と話している。現状を見れば当然と言えば、当然だろう。

JRAモレイラ騎手「不合格」!? 数々の”悲劇”と”矛盾”を生んだJRA騎手試験に見られる「政治色」に潜む罠のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
  4. 成績低下のM.デムーロ、三浦皇成に「不穏」な噂…腕だけなく馬質も重要な騎手業、彼らが不満を隠せなかった「決定的な理由」とは
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 天才・武豊と帝王・岡部幸雄の意地がぶつかり合った「天と地」の決戦。天皇賞・春(G1)に25年の時を経て再び訪れた「世紀の対決」
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. JRA M.デムーロ「低迷」のきっかけはドウデュースの調教師!? 復権に欠かせないのは失った信頼関係の改善か
  9. サトノアラジンに「鬱」疑惑!? 香港マイル(G1)に挑む日本マイル王の電撃引退の「裏事情」とは
  10. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇