真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.08.01 18:10
JRA七冠ジェンティルドンナ妹初陣……「不安多い」もドナブリーニ一族繁栄の必須項目?
編集部
8月4日、5日の土日、鞍上にC.ルメール騎手が予定されている3頭の新馬戦(新潟)が注目されている。レイデオロの半弟ソルドラード、ジェンティルドンナの全妹ドナアトラエンテ、アーモンドアイの半妹ユナカイトだ。
ソルドラードとユナカイトには大きな期待が集まる。残る1頭にも注目が集まるが、その一方で大きな不安も拭えない。ドナアトラエンテ(父ディープインパクト、牝2、美浦・国枝厩舎)への期待と不安を検討してみる。
ドナアトラエンテの母ドナブリーニは、2006年のタタソールズ・ディセンバーセールで吉田勝己氏が約1億2000万円で購入。ノーザンファームで繁殖入りするとドナウブルー(重賞2勝)と歴史的名牝ジェンティルドンナを出した。ところがジェンティルドンナ以降1頭の活躍馬も出ていない。これがドナアトラエンテに対する不安だ。
多くはサンデーレーシング所属の馬として一口300万円、200万円といった高額で募集されるも出資者はその見返りをまったく手にできなかった。ドナアトラエンテは、さすがにやや募集価格が下がって7000万円(175万円×40口)。
ただし、ドナアトラエンテはこれまでの兄姉たちと大きく環境が変わった。これまでほとんどの仔は、ドナウブルーとジェンティルドンナを管理した栗東の石坂正厩舎に預けられてきた。しかし、サンデーレーシングがドナアトラエンテの管理者として選択したのは美浦の国枝厩舎。
新たな環境の中で新たな可能性を引き出したいという試みだろう。国枝厩舎といえば今年はアーモンドアイ(父ロードカナロア、牝3)で桜花賞とオークスの2冠を制した。過去にはアパパネ(父キングカメハメハ)で牝馬3冠(G1合計5勝)を成し遂げている美浦の名門だ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!