JRA「帰還・中山巧者」がオールカマー(G2)をかき乱す? ミライヘノツバサ1年半ぶり登場
9月23日、中山競馬場でオールカマー(G2、芝2200メートル)が開催される。秋の中距離G1に向けた前哨戦の第1弾だ。レイデオロ、アルアイン、ガンコ、ダンビュライトといった有力馬が集うなか、1頭、忘れてはならない注目馬がいる。それが約1年半ぶりに競馬場に帰ってくるミライヘノツバサ(牡5歳、美浦・伊藤大士厩舎)だ。
ミライヘノツバサが最も存在感を示したのが昨年3月、中山競馬場で行われた日経賞(G2、芝2500メートル)。かなり骨っぽいメンバー相手だったが軽快に先行して2着。間もなくの重賞制覇かと期待されたが、脚部不安でそのまま休養に入ってしまった。このレースを振り返ってみよう。
1番人気は2015年の有馬記念(G1)を制し、2016年の有馬記念ではサトノダイヤモンド、キタサンブラックに続く3着となったゴールドアクター(当時6歳)。2番人気は後に今年の天皇賞・春(G1)の勝ち馬となるレインボーライン(当時4歳)で、2016年の菊花賞(G1)ではサトノダイヤモンドの2着だった。3番人気が2016年の皐月賞馬ディーマジェスティ(当時4歳)。4番人気が前走日経新春杯(G2)で重賞初挑戦ながらミッキーロケットの2着だったシャケトラ(当時4歳)。
翌週にはG1に格上げされた大阪杯が控えていたが、その大阪杯ではなく天皇賞・春で打倒キタサンブラックを目指す錚々たるメンバーが揃っていた。ミライヘノツバサは、前走1月のアメリカジョッキーC(G2)を3番人気で3着していたが、ここではさすがに7番人気止まりだった。
逃げたのは大方の予想通りヤマカツライデン。常に先行策を取ってきたミライヘノツバサが2番手につける。このレースでは藤岡佑介騎手が騎乗していた。縦長の展開となりゴールドアクターは3~4番手、レインボーラインがちょうど真ん中、シャケトラとディーマジェスティは後方からの追走。4角でミライヘノツバサが勢い良く先頭に立つ。ゴールドアクターは伸びが良くない。ミライヘノツバサは直線良くこらえたが、外から鋭く伸びてきたシャケトラに差された。
2番人気のレインボーラインは4着、1番人気のゴールドアクターは5着、3番人気のディーマジェスティは6着で、これらに先着したミライヘノツバサの先行力は高く評価されるべきものだった。
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