JRA田辺裕信「4連勝締め」に称賛の嵐!「東京ではデムルメに勝てないけど……」気分屋ジョッキーが「中山」で燃える理由
現在も関東リーディングで2位につけるなど、紛れもない関東のトップジョッキーの1人だが、やはりM.デムーロ騎手やC.ルメール騎手といった”トップオブトップ”の馬質には及ばない田辺騎手。当の本人も「東京や新潟は直線が長くて、ごまかしが利かないからルメールやデムーロが乗る馬に対して、能力の足りない馬では太刀打ちできないんですよ」とボヤいているらしい。
しかし、最後の直線が短く「トリッキー」といわれる中山競馬場なら「コース取りとか、ペースで紛れが起きやすい。なので、ちょっと足りない馬でもチャンスが出てくるんですよね」と目の色を変えているそうだ。
そんな田辺騎手はこの日の最終レースもスタートからハナに立って主導権を奪うと、そのまま逃げ切り勝利。得意の中山で「騎乗機会4連勝」という最高の形で3日間開催を締めくくっている。
ただ、こうして大爆発する時もあれば、逆に大きく期待を裏切ってしまうこともある田辺騎手。周囲の関係者によると、かなりの気分屋らしく「東京や新潟だと、ハナからヤル気が感じられない時もチラホラ……」なのだとか。しかし、中山では「乗り方ひとつで変わると思っているから競馬に向かっていく気持ちが違う」とのこと。
その中山の中でも特筆すべきが、先週のセントライト記念の舞台でもあった「芝2200m」だ。
これまでG1競走2勝を始め、重賞を28勝している田辺騎手だが「G2」は7勝。実は、その内の5勝が中山であり、さらにその内の4勝が「中山・芝2200m」である。
「中山・芝2200m」といえば、今週のオールカマー(G2)も該当しており、田辺騎手は函館記念(G3)勝利で勢いに乗るエアアンセムに騎乗予定。前走に比べて相手は一気に強くなるが、ここはJRA屈指の「中山巧者」の手腕を買ってみるのも手かもしれない。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 新種牡馬サートゥルナーリア産駒「超大物候補」がいきなりデビュー!?「名牝シーザリオ伝説」新章へ…注目2歳馬ピックアップ
- 【日本ダービー】武豊「35回目挑戦」で初のコンビ継続! シンボリクリスエスとも意外な接点…「連対率100%」はシュガークンに追い風か
- J.モレイラ「短期免許」条件クリアに暗雲…「スムーズな競馬ができなかった」マスクトディーヴァで痛恨の取りこぼし、残るチャンスはあと「2回」
- 「東京2400mで買うべき馬」これぞダービージョッキーの金言!オークス&日本ダービーのヒントが満載!ステレンボッシュ、ジャスティンミラノを上回る期待馬がいる!
- JRA「3歳賞金王」はジャンタルマンタル、ジャスティンミラノにあらず!? 日本不在の“裏”賞金王の存在と、新種牡馬サートゥルナーリアが1強にならない異変
- 「6戦合計40馬身差」“川崎のヤマニンウルス”がついに中央へ? 【日本ダービー】「過去20年連対ゼロ」の苦戦でも今年はG1級!? ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。「伝説」の最終世代をピックアップ【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- JRAジャパンC(G1)「史上最高」アーモンドアイ参戦もまさかの低レベル!? コントレイル、デアリングタクトでもない…… 下馬評1番人気はあの馬
- オークス「本命」は去年から決めてました! キャプテン渡辺「大穴はこれだ!!」神の馬券術による極選穴馬【徒然なる神のくず競馬トーク】
- ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。わずか4世代から三冠牝馬リバティアイランドやG1・3勝タイトルホルダー「伝説」の最終世代をピックアップ
- 福永祐一厩舎「初G1」はこの大物!? リバティアイランド、フォーエバーヤングの妹…来年のクラシックもキズナ産駒は大注目!