
JRA「復活悲願」サトノダイヤモンドはトンネルを脱したのか、気になる次走こそ「ベスト」と証明?
秋の京都競馬場開幕週である10月8日(月)は、久しぶりのお天気に恵まれたが、爽やかな秋晴れというよりは、28度に達する夏日となっての開催となった。
同日のメインレース、京都大賞典(G2)は、昨年のジャパンC勝ち馬シュヴァルグラン(牡6歳 栗東・友道康夫厩舎)が単勝2.2倍の1番人気、菊花賞と有馬記念のG1・2勝馬サトノダイヤモンド(牡5歳 栗東・池江泰寿厩舎)が単勝2.3倍の2番人気と、人気の上では2強対決の様相を呈したレース予想となった。
1番人気のシュヴァルグランは、今年の古馬中距離G1初戦であった大阪杯では不甲斐ない競馬であったが、春2走目の天皇賞・春では、さすが、JRA歴代獲得賞金王のキタサンブラックとG1で接戦を演じてきただけのことはある貫禄を見せ、2着。適距離の京都大賞典でも注目となった。
レース前、友道調教師からは「前走はレース内容としては完璧だったと思うんですけど、最後先頭に立ったところでフワッとして勝ち馬に差されました。天皇賞の後、すぐに放牧に出しまして、いつもより長めの休養となりました。年齢も年齢なのでそんなに変わり身はないですが、馬体もふっくらして帰ってきました。今回のレースを前にいつも通り、1週前には3頭併せでしっかり追い切りましたが、元々、休養明けはそんなに動くタイプではないのですが、この馬なりには時計も動きも良かったと思います。秋初戦なので春の天皇賞の出来にはないと思いまけどが、いい感じでレースを迎えられると思います」(グリーンch トレセン情報局より)と、坂路の併走で遅れをとったのを見ても、明らかに叩き良化型で次走が狙いだろうと思えるコメントに終始した。
対して、2番人気のサトノダイヤモンドは、昨年の凱旋門賞から帰国後、金鯱賞でスワーヴリチャードを相手にG1馬の底力を見せての3着はしたものの、続く大阪杯は1.0秒差の7着、宝塚記念では0.8秒差の6着と全くいいところがなく終わった。
PICK UP
Ranking
5:30更新「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
田辺裕信「2歳新馬」お断り!? 未だ騎乗ゼロに隠された真意
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……