JRAチャンピオンズC(G1)ノンコノユメは微妙? 美浦・栗東から至極の「4頭情報」到着
今年、重賞で好走するセンチュリオン(牡6歳、美浦・田村康仁厩舎)もあなどれない1頭だ。
昨年はOP戦を勝ちきれず、優勝まで6戦も要したが、今年一変。総武S(OP)で勝利するとマーチ(G3)で重賞初勝利を達成。今季初戦となる白山大賞典(G3)でも2着と結果を残した。だが、前走のJBCクラシックは、初となるG1の舞台で気後れしたのか、道中でペースが加速した際に瞬時に上がって行けず、11着敗退。ここからの巻き返しが期待される。
「最終追い切りで3頭併せの最内に入って行き、最後までしっかりと走り切っています。あまり稽古駆けする馬ではないんですが、いつになくいい動きを見せていますね。叩き良化型ですし、状態は上向いているのではないでしょうか。
中京競馬場は4回コーナーを回るので、どこかでペースが緩む傾向があります。前回とは違い、今回は見せ場も作ってくれそうです」(美浦担当記者B)
大輪の花を咲かせることができるか?
栗東では有力視される2騎の情報が入っている。
オメガパフューム(牡3歳、栗東・安田翔伍厩舎)は、ここで改めて存在感を示したい。
ジャパンダートダービー(G1)はルヴァンスレーヴの後塵を拝したものの、シリウスS(G3)では平安S(G3)勝ち馬サンライズソア、ダート転向後に才能が開花したウェスタールンドら古馬を相手に快勝。
前走のJBCクラシック(G1)では最後の直線でしっかり伸びて、勝ち馬ケイティブレイブより早い上がりを使ったものの届かず、惜しくも2着。一線級と渡り合える実力を見せている。
「前走は相手が強化され、さらに斤量も増えていたにもかかわらず、2着。ルヴァンスレーヴといい今年の3歳世代のレベルの高さには驚かされます。
同馬の父馬スウェプトオーヴァーボードは、代表産駒のレッドファルクス。どちらかといえばスプリンター向きの血統を持ちます。そのため、陣営は早くから長い距離を走りきるため、テンションを上げすぎないよう稽古などで細心の注意を払っていました。その甲斐あってか、最近はどっしりと構えられるようになっています」(栗東担当記者C)
12年ぶりとなる3歳馬優勝を達成するのはルヴァンスレーヴではなく、オメガパフュームかもしれない。
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