真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.01.23 12:11
JRA「支配者ノーザンと対立」で勝利激減の名調教師……「こだわり」が弊害、しかし”例外”もある
編集部
内容としては、伊藤正調教師の「最後の教え子」である3歳牝馬(レディードリー)の記事なのだが、記事中に注目されている言葉がある。
「ここ数年は勢いを加速する大手法人クラブのイエスマンになれず、預託馬に苦心した」
伊藤調教師は、騎手時代にはラッキールーラで日本ダービーを勝利するなど活躍、調教師となってからはマイル王エアジハード、ローエングリンなどを輩出し、1990年代~2000年代は毎年20勝以上を堅実に上げる厩舎として存在感を放った。故・後藤浩輝騎手の師匠としても知られる。
しかし、2010年付近から目に見えて成績が下降。その後は年間2ケタ勝利に届かないまま現在に至る。これが「大手法人クラブのイエスマンになれず」ということなのだろうか。
「競馬界の伝説的人物といえる尾形藤吉氏の影響を強く受けている伊藤調教師。自身の考えに一本筋が通った人物として知られていますが、それがノーザン系の意向と合わない部分はあったのかもしれません。
10年以上リーディング上位に名を連ねるベテラン調教師の中にも、過去のこだわりを捨てたかのようにローテーションを変化させた人物がいますが、特にノーザンファーム生産、それに伴うクラブ馬に多い印象ですね。ノーザンの影響力を考えれば、その意志を尊重するのは当然といえば当然です。
ただ、頑なにノーザン系馬を預託せず、日高生産馬にこだわり好成績を残す昆貢厩舎のような存在もあります。一概にはいえない部分もありますよ」(競馬誌ライター)
ノーザンに好かれるのが近道なのは間違いない。ただ、それを理由のすべてにするのは苦しい部分もあるようだ。
PICK UP
Ranking
11:30更新
JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
JRA荻野極と横山武史が「誤爆」で一触即発!?「ふざけんな!ナメてんのか!」1番人気大敗の腹いせにタオル投げるも……- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?
- JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
- 「前の馬が邪魔で」武豊の口から飛び出した恨み節……レジェンドを「終始ブロック」した相手と最後は共倒れ?
関連記事

JRA「悲願」凱旋門賞(G1)アーモンドアイに立ち塞がる「億単位」の壁……日本競馬が50年間「世界の頂点」に立てない理由とは

JRA武豊2019年「逃げ」驚異の勝率86%! キタサンブラック大成させた「体内時計」はさらなる進化へ

JRA根岸S(G3)武豊マテラスカイ「課題」は距離よりも……世界を驚かせたレコードホルダーが「超速スピード」を発揮できる条件

JRA田辺裕信騎手「不完全燃焼」にアンカツも苦言……ジェネラーレウーノ得意の中山で繰り返された”負けパターン”に乗り替わりの声も

AJCC(G2)フィエールマン「元主戦」JRA石橋脩騎手が意地の勝利! 大器シャケトラ復活も「酒気帯び運転」角居勝彦調教師は……
















