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2016.07.29 08:08
今週の『史上最強世代対決』はチェッキーノVSロッテンマイヤーだけじゃない!実りの秋に向け飛躍を誓う「秋華賞馬の仔」と世界的良血馬の「未完の大器」が激突!
編集部
ケンタッキーダービー(G1)やドバイワールドカップ(G1)を勝ったアニマルキングダムの半弟として、父にディープインパクトを持つ同馬は世界的な超良血馬。だが、とにかく体質が弱く、もともとは2歳夏にデビューする予定だったが、まともに調教ができないことから、新馬戦は12月の有馬記念当日までずれ込んだ経緯がある。
しかし、これぞ世界的良血馬の片鱗か。ようやく調整ができる段階になっても陣営が「まだ負荷をかけられない。本当の完成はまだ先」と口を揃えていながらも、サトノキングダムはほぼ素質だけで新馬戦を快勝。
それも2戦目のセントポーリア賞(500万下)もあっさりと勝ち上がるのだから、その能力は「本物」と述べざるを得ないだろう。デビュー2連勝を飾り、一時はクラシック戦線の中でも話題となったが、やはり体質面で改善が見られず休養することとなった。
しかし、ここにきて「時間の掛かる馬だけど徐々に改善している。体重は変わらないが、筋肉の質は良くなってきた。良いものを持っているのは間違いない。いきなりでも好勝負になると思うよ」と話すのは国枝栄調教師。「大器」と言われる素質馬の”心技体”がようやく一致し始めているのかもしれない。
いずれにせよ、今週末はクイーンSの3歳牝馬対決も然ることながら、古町特別の3歳牡馬対決も見逃せない。来週から8月と、いよいよ夏競馬も半分が経過した。
『史上最強世代』による秋の決戦に向けて、続々と素質馬が動き出し始めている。
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