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2019.02.06 16:13
JRAクイーンC(G3)「未知」ミリオンドリームズの可能性。藤沢調教師と千代田牧場代表の「絆」
編集部
ミリオンドリームズの3代母が米国で2つのG1を優勝したメイプルジンスキー。これを270万ドルで購入したのがマイルCS馬シンコウラブリイなどで知られるシンコーファームの安田修氏。安田氏と親しかった飯田氏はメイプルジンスキーの生んだ牝馬ミリオンギフトを入手、ミリオンギフトを米国で繁殖牝馬にした。その初仔はキーンランドのセールにおいて100万ドルで落札されている。
ミリオンギフトの仔ミリオンセラーIIがフランケルに種付けされて生まれたのがミリオンドリームズ。飯田氏は千代田牧場生産の多くの馬を所有するオーナーブリーダーでもあり、ミリオンドリームズの馬主だ。ミリオンギフトが藤沢厩舎所属だったこともあり、ミリオンドリームズも藤沢厩舎に預けられた。
藤沢調教師は飯田氏を、今もかつての役職名で専務と呼ぶ。ミリオンドリームズが新馬戦に出走する際、藤沢調教師は飯田氏に言う。「おい専務、札幌に追い切り見に来いよ」「専務、この馬ヨーロッパ持って行くぞ」
ミリオンドリームズは将来の繁殖牝馬としても大きな期待が持たれる。クイーンCでスピード競馬に対応して桜花賞に向かうのか、あるいは別路線を歩んでヨーロッパに遠征することになるのか、とても楽しみだ。
1月の京成杯(G3、芝2000メートル)をラストドラフトが勝ったように、2歳重賞やこの時期の3歳重賞では新馬戦を勝っただけの馬が台頭することは珍しくない。ミリオンドリームズの走りに注目しよう。
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