
麻雀RTDリーグ2018【展望】「大本命」佐々木寿人VS「前王者」平賀聡彦に「女流アマゾネス」和久津晶が挑む!激戦必至の『WHITE DIVISION』編
鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)
2017シーズン最終順位:準決勝8位
2017シーズン予選:3位(WHITE DIVISION)
史上唯一の3連覇を含む通算4度の雀王を獲得するなど、所属する日本プロ麻雀協会では圧倒的な存在となる鈴木たろうであっても「雀王決定戦は勝たなきゃいけないもの。RTDは勝ちたいもの」と語る通り、RTDリーグは喉から手が出るほど欲しいタイトルだ。
そんな鈴木たろうの最大の武器は「ゼウスの選択」とまで称される独特、それでいて深い”理”で繋がる引き出しの多さだ。それは牌を切る際の選択だけでなく、自分の手を上がるか、上がらないかにも及ぶ。普通の人なら出来ないような選択をあっさりとやって退けるのが、鈴木たろうが「奇才」と称される所以だ。
ただ、その選択でまさかの”裏目”を引いた時が鈴木たろうの唯一の弱点でもある。
それが如実に表れたのが、本人も「やり過ぎた」と反省する昨シーズン。予選でポイントを稼げなかった影響で、無理を強いられた準決勝では最下位に沈む大惨敗を喫した。その反省を活かして挑む今シーズンは「見逃し厳禁」と、まずはポイント上積みを重視していく。順当に行けば、予選通過は問題ない実力の持ち主。その先には「プロが芸能人に勝たれるわけにはいかない」と意欲を燃やす俳優・萩原聖人との対戦が待っている。
鈴木達也(日本プロ麻雀協会)
2017シーズン最終順位:予選敗退
2017シーズン予選:7位(BLACK DIVISION)
鈴木たろうと共に「W鈴木」として日本プロ麻雀協会の看板を背負い、「現役最強の手役派」と評される鈴木達也にとって、昨シーズンはこれまでのプロ生活で経験したことのないような惨敗だった。「あの鈴木達也が、ここまで苦戦するリーグ」というのは、RTDリーグのレベルを示す上で1つの指標にも挙げられるほどだ。
泣き麻雀を身上とする小林剛や鈴木たろう、白鳥翔や猿川といった状況に合わせた”軽さ”を併せ持つ打ち手が躍進した感のある昨シーズン。手役に拘り”重い打ち手”の代表格である鈴木達也は「正直不甲斐ない」と振り返るほど大いに苦戦した。一昨年は166ポイントを持って予選を通過しているように、昨年が本来の姿でないことは明らかだ。
その上で、周囲のスピードについて行こうと本来の重さを捨て、バランスを失ったのが最大の敗因と分析する鈴木達也。今シーズンは原点回帰を試みるだけでなく、大幅なダイエットにも挑戦するなどコンディション調整にも余念がない。「卓上のファンタジスタ」の復活なるか、麻雀職人が耐えて耐えて作り上げる”一撃”に注目だ。
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