【小島武夫さん追悼再掲載】勝負と女に賭けた人生 日本初の麻雀プロ・小島武夫の「遺言」
小島武夫と女
――本にはこれまで数百人の女性を抱いた、と書かれています。その中でも印象に残っている女性は?
「5人くらいいますね。3人は死んだけど、あと2人はどこにいるか分からない。まだ生きてるんだったらもう一度会ってみたいなと思うね。その中でも1人はつい最近亡くなったんだけど、京都の芸者だった人です。まあ、よく教育されていたよね。気遣いがよかったし」
――小島プロにとって、女性とは身体の相性が最も重要なんでしょうか?
「やっぱり男と女は肌が合うか合わないか、なんですよ。逆に、男から捨てられる女には関わらない方がいい。何らかの欠陥があるから男が逃げたんです。だから男が逃げるような女には絶対に手を出さない。けれども、あんまり男を追っかける女はダメだね。これは淫乱か不感症です」
――(笑)。
「淫乱は男がいないと身体が持たない。不感症は気持ち良くなるためにあちこちに男をつくる。こういう女は、もうどうしようもない」
――女性を選ぶ時のポイントは?
「僕は大体、付き合う時は前よりも1ランク上の女を目指すんです。だから全ての面で一番最初の女より下ということはない。女だったら誰でもいいというわけじゃないんだよ」
――そういった選び方だと、だんだん女性も少なくなりますね。
「けれどもやっぱりいるもんなんだ。それまではじっと我慢して、様子を見て、そして口説くんだよね。優しく接して『本当にあなたが好きだ』とストレートに言わなきゃいけません。斜に構えて『寝ようか』とかいってもついてこないんだよね。ストレートにグイグイ押されると女性も気持ちいいんだよ。それを受け入れてくれるかどうかの見分け方もあるんだけど、それを教えるのは難しいね……」
――74歳の現在でも「現役」なのでしょうか?